ダイナミックに表情を変える山々の姿に息を呑む。
百年以上の時を経てもなお、明治21年(1888年)の噴火による崩壊の傷跡を見せる磐梯山。この山を遠巻きに望みながら、山形と福島の県境にまたがる吾妻連峰の東端を抜けていく磐梯吾妻スカイライン。
かつての磐梯山はその急峻な頂の特徴から、天に掛かる岩の梯子を意味する〝いわはしやま〟とも呼ばれていた。
一方、山岳ルートを形成する吾妻連峰の吾妻小富士やスカイラインを隔てて相対する東吾妻山の名前に見つけられる〝吾妻〟という呼び方は日本武尊の伝説として伝えられている。日本武尊が東征の際に、海の神の怒りを静めるために身を投じた妻への恋しさを込めて「あづまはや(わが妻よ)」と嘆いたことに由来するとされている。この伝説はおもに東日本各地に残されており、福島の当地のほかに群馬県吾妻郡の嬬恋や上信国境の碓氷峠など、山並みから見下ろす平野が雲海に隠されるような場所である。
この地理的な条件の一致は、すなわち絶景のある場所だといえる。何度も何度も急なカーブを曲がっては少しずつ空に近づき、やがて視界が大きく開けると、そこには写真で見るよりも広大で想像しているよりも荒々しい風景が広がっている。その景色は、かつては神の領域の場所であったのかも知れない。そう思うとき、このスカイラインから眺める木々も山々も、遙かなる町並みもよりいっそう輝くだろう。
■関連記事
- ダムからの冷たい放流水が幻想的な風景を生む(福島県 霧幻峡の渡し)【雲海ドライブ&スポット Spot 23】
- 標高1410mの白布峠からは東北の名峰にかかる雲海が一望(福島県 西吾妻スカイバレー)【雲海ドライブ&スポット Route 20】
TAG :
関連記事
愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?
複数社を比較して、最高値で売却しよう!
車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。
手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!
一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!
【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>