主要カーメーカーとのパートナーシップの賜物
ピレリジャパンは、2024年7月より新Scorpion(スコーピオン)MSを順次発売していくと発表した。国内発売サイズは17インチ~22インチの28サイズで、価格はオープン価格となる。
新スコーピオンMSは、主要なカーメーカーとのパートナーシップにより開発された、現代のSUVやCUVに向けた最新のピレリハイパフォーマンスタイヤとのこと。様々な天候状況に対応できるウェットパフォーマンス、快適なドライビング、静粛性、長寿命と低転がり抵抗に焦点を当てて開発されており、スコーピオン・ヴェルデ オールシーズンとスコーピオン・ゼロ オールシーズンのアップグレードとして、スコーピオン・ファミリーの一部を形成するかたちだ。
この新タイヤは、ピレリのエコ・セーフティ・デザイン哲学に基づき設計され、最高水準の安全性と環境負荷の低減を両立させたものだという。その結果、ウェットコンディションでもドライコンディションでも優れたグリップを発揮し、従来モデルよりも転がり抵抗が低減したとされている。ピレリスコーピオンMSは、各国の需要への対応、特にアジア市場で要求される快適性に加え、アメリカ市場で好まれるロングライフを実現したとのこと。
新しいM+Sトレッドパターンデザイン
新しいスコーピオンMSの開発にあたり、ピレリの研究開発部門は、パートナー・カーメーカーの要求を満たすため、ポリマーと特殊樹脂の新配合によりグリップ性能とウェット&ドライブレーキング性能を向上させ、サイプを最適化し、様々なコンディションにおけるパフォーマンスを向上させたという。
もうひとつ優先されたのは静粛性と快適性だが、スコーピオン・ヴェルデ オールシーズンに比べて大幅に騒音が低減したとのこと。これは、カスタマイズされたピッチ配列、特殊な間隔と傾斜のメイングルーブ、そしてシングルプライ・カーカスによるものだとされている。このカーカスは軽量かつ強靭で、路面からのあらゆる要求を吸収し、ドライビングをより快適なものにすると同時に、ステアリングの正確性を向上させたという。
転がり抵抗はコンパウンドとトレッドパターンの最適化により低く抑えられており、加えて、タイヤが横方向や縦方向の力を受けても接地面の変形は一定に保たれているため、タイヤの寿命を通して均一な摩耗を保つことに貢献しているとのこと。
スコーピオンMSの日本導入予定サイズ
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