完全新設計のモデルなら電動化の可能性も
アストンマーティンのスポーツクーペ、『DB 11』開発車両と思われる謎のプロトタイプをカメラが捉えた。
【画像36枚】アストンマーティン「DB12」の寒冷地テストのスクープショットはコチラ
アストンマーティンは現在、「次世代のフロントエンジンスポーツカー」の発売に向けて準備を進めており、そのプロジェクトはDB11の後継車から始まると言われる。 スウェーデンの寒冷地でのテストを受けているプロトタイプがそれにあたる『DB 12』と思われるが、現行モデルのアップデート程度に収まるのか、完全に代替えされるのかは今のところ不明だ。
フロントエンドには、より際立つ大型グリルの開口部と、新設計されたヘッドライトやバンパー、顕著なスプリッターを装備、現行型のクラムシェルボンネットは、ベンチレーテッドフードに変更、フード開口部はヘッドライトの内側にあることがわかるが、カモフラージュのため日産「GT-R」のようにも見える。
リアエンドでは、Cピラーがフェンダーとルーフラインの間の特徴的なカットラインを保持、LEDテールライトも改良されていることが確認できる。また下部バンパーには内部燃焼力を維持することを意味する円形デュアルエキゾーストパイプが配置されている。現行型パワートレインは、メルセデスAMG製の4.0L V型8気筒ツインターボチャージャーエンジンを搭載。最高出力535ps、最大トルク675Nmを発揮し、8速オートマチックトランスミッションと組み合わされており、0-100km/h加速4秒、最高速度309km/h(リミッター作動)の動力パフォーマンスを持つ。またオプションでは最高出力639ps、最大トルク700Nmを発揮する5.2L V型12気筒も提供、0-100km/h加速を3.7秒まで短縮し、最高速度は334km/hまで向上させる。もしこのDB12が完全新設計されるなら、何らかの電動化もあり得るだろう。
同ブランドのローレンス・ストロール会長によると、キャビン内はメルセデスのMBUXを反映、「言語に適切に対応する」最新のインフォテインメントタッチスクリーンシステムが搭載されるという。
DB12のデビューは、2023年後半と予想され、「世界で最も望ましい英国を拠点とする、超高級パフォーマンスブランド」になりたいという、同社の願望が込められるという。
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