【動画】日産の可変圧縮比エンジン「VC-T」がパリモーターショーで公開! そのメカニズムは?

全ての画像を見る

マルチリンクの角度を変更して制御

 

 日産の高級車ブランド「INFINITY(インフィニティ)」は、世界初となる量産型可変圧縮比エンジン「VC-T」をパリモーターショーで世界初公開した。同技術によりVC-Tエンジンは、高性能2リッターガソリンターボエンジン級のパワーとディーゼルエンジンの特徴である高いトルクと効率性を併せ持つ、これまでにない最先端のエンジンになったと日産では発表している。市販車への搭載は2018年からとなる。

 

 

 可変圧縮比技術は走行状況やドライバーの操作に合わせてピストンの上死点位置をシームレスに変化させることができるマルチリンクシステムを活用しており、200kW(272ps)/390Nmを発生する高性能モードの8:1から、高効率モードの14:1まで自在に変更することができる。

 

02

 

 写真や動画のシリンダー部分に確認できるピンクの線が高性能モード、グリーンが高効率モードの、それぞれのピストンのストローク範囲。ピストンとクランクシャフトの間に設けられたリンクの回転位置によって上死点位置が大きく異なっていることを確認できる。

 

 また、ディーゼルエンジンなどの従来型内燃機関よりも騒音や振動が少なく、高出力のV6エンジンに比べると軽量かつコンパクトになっているという。

 

03

 

 各自動車メーカーが電気自動車へ軸足を移そうとしている動きが見られる一方で、内燃機関がしばらくはクルマの動力源における主力の座に居続けることも間違いない。この新しいエンジンがその期間を延長できるのか、それとも市販車への搭載を予定している2018年頃には電気自動車へと流れは大きく傾いてしまっているのか。その動向に注目したい。

 

 

■関連記事

AUTHOR

関連記事

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

複数社を比較して、最高値で売却しよう!

車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。

手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!

一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!

【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>

注目の記事

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!