2021年夏以降に発売予定!
トヨタは6月10日、新型ランドクルーザーを、オンラインにて世界初公開した。
今回フルモデルチェンジした新型ランドクルーザー(“300”シリーズ)は、2007年に登場した“200”シリーズの後継となるモデルで、フレーム自体を新設計し、軽量・高剛性化。フレーム、車体を含めた車両全体の軽量化(-200kg)・低重心化、重量配分・サスペンション構造の改善等を実施。こうして得られた素性の良さをベースに、「凄腕」「匠」といった社内の熟練テストドライバーやダカールラリー出場ドライバーをはじめとする評価メンバーによる実路走行での作りこみを通じて、オンロード、オフロードの双方で運転しやすく、疲れにくいクルマを目指したという。
一方、パワートレインには新開発のV6ツインターボエンジン(3.5Lガソリン、3.3Lディーゼル)を採用し、従来型V8エンジンをも超えるクラストップレベルの動力性能とドライバビリティを実現。また、環境性能についても、新開発のDirect Shift-10AT(10速オートマチックトランスミッション)の採用ならびにボディの軽量化とも相まり、各地域の販売計画と燃費モードを加重平均し行った社内の試算では、従来型との比較で、車両使用時の年間CO2排出量を、グローバルの全台数分で約10%低減できる見込みとなっているとのことだ。
エクステリアは、ランドクルーザーのヘリテージを継承し、オフロード走行時のダメージを受けにくいランプ位置やバンパー造形など機能美を追求。また内装は、悪路状況でもクルマの姿勢を捉えやすい水平基調のインストルメントパネルを採用。直感操作ができるスイッチ類を機能ごとにレイアウトし、形状や色など操作性を考慮したデザインとすることで、快適性も追求しているのが特徴。
パッケージについては悪路走破性を重視し、全長・全幅・ホイールベースなどの車両サイズと、ディパーチャーアングル・アプローチアングルは従来型を踏襲されている。
先進安全性能については、最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を採用。歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼)を検知し衝突回避または被害軽減に寄与するプリクラッシュセーフティに、交差点での対向直進車や右左折時に前方から来る横断歩行者検知機能、ドライバーによる回避操舵をきっかけに操舵と車線逸脱抑制をサポートする緊急時操舵回避支援機能を追加したほか、駐車場での前後障害物や、後退時の接近車両、および歩行者を認識し事故防止に寄与するパーキングサポートブレーキを新たに採用している。
この新型ランドクルーザーは、2021年夏以降に世界各地で発売する予定とのことだ。
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