新生「トヨタMR2」と真っ向勝負に? V6エンジンを搭載して高級化路線に軌道修正!
日産は昨年、新型「フェアレディZ」のプロトタイプを公開。2021年の市販バージョン発売も予告済みだが、新たに高級路線の本格ミッドシップモデルを開発している可能性があることが判明した。
この新型ミッドシップモデルについては、数年前にも日産版「アルピーヌA110」が開発中との噂が流れている。その当時、パワーユニットはルノー日産アライアンスの手になる1.8L直列4気筒ガソリンターボになると予想されていたが、最新の情報では2.5〜3LのV型6気筒級ユニットを搭載。高級路線の本格派ミッドシップになるという噂が出ている。
大メーカーとミッドシップスポーツといえば、現在トヨタも「MR2」の後継モデル開発に着手していると見られているが、こちらもパワーユニットは当初予想されていた2L水平対向4気筒+電気モーターのPHVから大幅修正。排気量は3L V型6気筒に拡大され高級志向になるとの噂だけに、両社の計画が実現すればガチンコの勝負となりそうだ。
日産のミッドシップ車というと、市販化こそされなかったがベテランのマニアならコンセプトカーとして2代にわたり公開された「MID4」を思い浮かべる人も多いだろう。コンセプトカーの搭載エンジンがV6だったことを思えば、新しい日産のミッドシップスポーツは30年以上の時を超えて結実する市販型MID4と捉えることもできそうだ。
今回は現在までに得られている情報も元に予想CGを作成したが、エクステリアはスーパーカー的なシルエットを採用。ヘッドライトからフロント、リヤへと連なるサイドラインの造形はグラマラスで、リヤフェンダーにはミッドシップらしい大胆な造形のインテークも備わる。そのディテールは、フォーミュラEやF1などを彷彿とさせる仕立てでスポーティなイメージを強調。同時にヘッドライト下には「く」の字型クロームアクセントを装着するなど、個性的でプレミアムな風情も期待できるという。このブランニューの日産製ミッドシップスポーツ、開発が順調に進めば2024年にデビューすると予想されている。
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