アバルト200台が集合し、1日限定アバルトミュージアムも開設。さらに新たなる限定車のお披露目も!
年に一度のサソリの祭典「ABARTH DAYS(アバルトデイズ)」が2020年11月7日(土)、神奈川県・大磯ロングビーチで開催された。今年は新型コロナウイルスの影響で数々のクルマイベントが中止に追い込まれ、世の中が新たなライフスタイルを模索している中、アバルトは今回のアバルトデイズを通じて新しいイベントの楽しみ方を提案した。
大磯ロングビーチの大駐車場は詰めこめば300~400台規模のミーティングも可能な広大なスペースを誇っているが、今年のアバルトデイズは参加台数を大幅に絞って、事前に申し込んだアバルトオーナーから抽選で200台をイベントに招待。
「アバルト・スタンプツーリング」と題したチャレンジは、全国各地から集まった当選者たちが会場に到着するまでに途中の道の駅かサービスエリアのどこか1か所で用紙にスタンプを押し、会場では愛車と一緒に記念撮影してその写真をSNSに投稿。この条件を満たすとアバルト・オリジナルグッズがもらえるという趣向だ。
会場の一画には、アバルトの歴史を物語るミュージアムが登場。595と695SSのコンビや、850TC、1000TCといったおなじみのカタチのアバルトから、850レコルドモンツァ、1000ビアルベーロGT、1000SPといった貴重なレースマシンに至るまで、豪華なモデルの数々を間近で見ることができた。
また、普段はお目にかかれないアバルトグッズを数多く集めたコレクションショップも。ミュージアムとショップはソーシャルディスタンス確保のために入場制限を行い、整理番号でグループ分けされた。とはいえ時間はたっぷり用意されていたので、参加者の皆さんはじっくりと楽しめていたようだ。
アバルトデイズ後半は、ステージ上で数々のアトラクションが行われた。参加者は基本的に、愛車の中からラジオ回線で音声を聞いて楽しむというスタイル。ここ大磯ロングビーチがかつてはドライブインシアターだった過去を彷彿させる、しゃれた趣向だ。
マジシャン・セロ氏の案内でステージに登場したのは、この日発売となった限定車「アバルト595スコルピオーネ・オーロ」。ブラック×ゴールドの専用ボディカラーが特色で、「オーロ」はイタリア語で金色のこと。元ネタは、1979年に150台のみ生産された、アウトビアンキA112アバルト・タルガ・オーロだという渋いセレクトだ。
595ツーリズモをベースに、ホイールはマットなゴールド、ルーフはマットブラックのチェッカーなど専用の演出が多く盛り込まれ、世界2000台限定のうち200台が日本で販売される。マニュアルミッション/2ペダル、右ハンドル/左ハンドルが用意されるため、「乗るならやっぱり左ハンマニュアル!」というマニアな人にも福音となることだろう。
https://www.abarth.jp/limited/595-scorpioneoro/
「スコルピオーネ・オーロ」お披露目の後も、モータージャーナリスト・嶋田智之氏とアバルトを駆るレーシングドライバーとのトークショー、セロ氏のマジックショー、全員参加のビンゴ大会を経て、日暮れ時にサッと解散。アバルトオーナーたちのオトナの距離感と思慮分別がよく表れた光景だった。
最後に、2020年で販売終了となるアバルト124スパイダーの、日本最後の1台がチャリティーオークションへ出されるとのこと。この1台のためだけの特別なバッヂとオリジナルスケッチを添えて出品され、落札金額は、アバルトがサポートするNPO法人「シャイン・オン・キッズ」に寄付される。このオークションは11月13日(金)から29日(日)まで特設サイトで行われるそうだ。
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