【2020年秋、ドイツ車トップ10!】「第8位・メルセデス・ベンツ Gクラス」このクルマは、メルセデスにしか作れない

全ての画像を見る

現在、主戦場をコンクリートジャングルへと変えたメルセデス・ベンツGクラス。しかしそれは、リアルオーフローダーとしての牙を抜かれたわけではない。唯一無二の佇まいでそこらのSUVでは到底及ばない走破力があるから魅力的なのだ。

歴史と熱狂がこのクルマを現代に生きさせる

現代の硬派なクロカン4WDは性能だけでは語れない。ある種の建造物や文化遺産同様、歴史的な「必然」を必要とするからだ。

事実、2000年以降に生まれたSUVはポルシェ・カイエンやBMW X5のようなスポーツカーやサルーンを上げ底して作った快適かつ効率的なモノばかり。育んできた歴史や熱狂的ファンなどの「作る理由」がない限り、今のGクラスのような前近代的デザインの4WDは生まれ得ない。途中で「なぜあんなに空気抵抗が悪くて非効率なクルマ」と反対されるに決まってる。

MERCEDES-BENZ G350d

Gクラスの魅力の本質は元NATO軍用という出自と硬質感にある。ボディは無骨すぎる箱型フォルムですべてに存在理由のあるパーツが付き、骨格は新しくなったとはいえ頑丈なラダーフレーム。ドア開閉感やロックのフィーリングはまさに金庫のごときオーバークオリティ。同時に適度な現代風アレンジもされており、現行型になって前輪サスは独立懸架になり、ラック&ピニオン式ステアリングを装着。エンジンも最新の3L直6ディーゼルやガソリンV8が選べてまさに新旧いいとこどり。
Gクラスはメルセデスの技術だけではなく、歴史の積み重ねで生まれた他ではあり得ないSUV。日本ブランドどころか他の欧米ブランドでも絶対に作れないのだ。

小沢コージ/K.Ozawa

フォト=安井宏充/H.Yasui(Weekend.) ルボラン2020年11月号より転載

■関連記事

2020/10/22 08:00

関連記事

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

複数社を比較して、最高値で売却しよう!

車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。

手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!

一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!

【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>

注目の記事

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!