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他ブランドにはない、マニュアル・トランスミッションの設定も!
キャデラックは、「CT4-V」や「CT5-V」といった高性能モデルのVシリーズに新たなサブブランドとして「ブラックウイング」の名前を冠したウルトラハイパフォーマンスモデルを設定することを発表した。近い将来、「CT4-V ブラックウイング」「CT5-V ブラックウイング」として、キャデラックのパフォーマンス系モデルの頂点に君臨することになる。
背景には、欧州プレミアムブランドが同様に高性能モデルのバリエーションを充実させていることが挙げられるだろう。キャデラックでは、これまでに培ってきたエンジニアリング、クラフトマンシップ、テクノロジーを結集し、「サーキット走行までをこなす、”超”高性能モデルに仕立て上げる」と意気込んでいる。
上の写真はベースとなるCT5-V(左)とCT4-V(右)だが、具体的にはシャシーや電子制御デバイス、エンジンなどにブラックウイング専用のチューニングを施す。さらに、欧州プレミアムブランドのハイパフォーマンスモデルでは珍しくなったマニュアル・トランスミッションが設定されることも特徴だ。キャデラックにMTが積まれるとは驚きだが、それだけ本気のモデルであることがうかがえる。
ブラックウイングは、すでにさまざまなサーキットやロードコースでテストが行なわれている模様。今年の初めにバージニア・インターナショナル・レースウェイで実施されたテストでは、CT4-VとCT5-Vの前身にあたるATS-VやCTS-Vを数秒凌ぐラップタイムを記録しているとのこと。
詳しいスペックはまだ明らかになっていないが、そのポテンシャルには大いに期待が持てそうだ。
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