残念ながら日本向けの60台はすでに完売

ビー・エム・ダブリューは、高性能コンパクト・スポーツ・モデルである「BMW M2コンペティション」をベースに、より軽量化しサーキットでのさらなる高いパフォーマンスを発揮するための装備を搭載した「BMW M2 CS」を日本全国60台限定で導入する。ただし、この60台はすでに納入先が決まっており完売の状態だ。消費税込みの車両本体価格は、6速MT仕様が12,600,000円、7速DCTが12,850,000円。

M2 CSは、M2コンペティションより最大出力が40ps向上した3L直列6気筒ツインターボを搭載。最高出力は450ps（331kW）/6,250rpm、最大トルク550Nm/2,350rpm-5,500rpmを発揮する。シャシー回りは、ダンパーおよびスタビライザー特性をサーキット走行に適応させたアダプティブMサスペンションや電子制御式多板クラッチによりパワーを左右リヤ・ホイール間で最適配分するアクティブMディファレンシャルを標準装備。サーキット走行時でも、エンジンの性能を最大限路面へ伝達しながら優れた操縦安定性を発揮する。

外装では、軽量化による走行性能向上を狙いルーフ、フロントスプリッター、リヤスポイラー、リヤディフューザーに加えボンネットにカーボンファイバー強化樹脂（CFRP）を採用。ルーフにはCFRPを使用したサンドイッチ構造を取り入れることで、室内への遮音性およびボディの剛性が高められた。また、CFRP製ボンネットの中央には大きな空気の流入口であるエア・ベントを採用。存在感のあるデザインを実現すると共に、ボディ周辺や下部の効率的な空気の流れを生み出し、エンジンの冷却や前輪にかかるダウンフォースを高め、空力を最適化している。

一方、室内にはアルカンタラのMスポーツ・ステアリング・ホイールや、カーボン・ドア・ハンドル、カーボン・センターコンソールを装備。シートには「M2」の照明付きエンブレムが装備されたMコンペティション・スポーツ・シートが採用されている。

BMW M2 CSの主な車両諸元

全長4,475mm
全幅1,870mm
全高1,415mm
ホイール・ベース2,695mm
車両重量1,580kg
車両総重量1,800kg
排気量2,979cc
直列6気筒ガソリン・エンジン
最高出力450ps（331kW）/6,250rpm
最大トルク550Nm/2,350-5,500rpm
※BMW M2 CS DCTは車両重量1,600kg、車両総重量1,820kg

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