プラットフォームはルノー、日産、三菱で共有する新タイプに
三菱のミドル級SUV、「アウトランダー」の次期型とおぼしきプロトタイプがカメラに捉えられた。初代アウトランダーは、「エアトレック」の後継として2005年にデビュー。フランスのプジョーやシトロエンにもOEM供給されていたが、2012年には2代目が登場。翌年に世界初の4WDプラグインハイブリッドSUVとなる「アウトランダーPHEV」が誕生している。次期型がデビューすれば初代から数えて3代目、PHEVとしては第2世代となる。
今回のプロトタイプはこれまでで最もカモフラージュが軽く、その表情が確認できる。最初に目に入るのは、バンパーコーナーに設置された巨大なLED補助ライトユニット。その上には薄く鋭いヘッドライト、そして大型のダイナミックシールドフロントグリルが装備され、2019年3月のジュネーブショーで初公開された「エンゲルベルクツアラー」の迫力あるマスクが継承されていることがうかがえる。
リヤ回りでは厚みを持ち大型化されたルーフスポイラー、サイドに向かって絞り込まれた新しいテールライトが確認。なお、次期型ではルノー、日産、三菱で共有するプラットフォームを採用。次期「デュアリス」とも共通化されボディサイズは拡大される模様だ。今回、キャビン内は撮影できなかったがエンゲルベルクツアラーで見られた4スポークステアリング、フルデジタルゲージクラスター、ダッシュボード中央のインフォテインメントスクリーンなどの採用が期待できる。
パワーユニットは、2.4L直列4気筒PHEV、1.5L直列4気筒ガソリンターボ、2L直列4気筒ガソリンなどがラインアップされる模様。そのデビューは、今年10月のパリ・モーターショーという説が有力だ。
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