アウディが「AI:ME」で実現する「第三の生活空間」とは?
アウディは、1月10日までアメリカで開催されているCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)2020で、未来のビジョンを示したコンセプトカーや市販車に適用されるテクノロジーの展示を行なう。この見本市において、アウディは未来のデジタル体験を定義するとのこと。
コンセプトカーの展示は完全に自動化された「アウディAI:ME」で、ユーザーの希望やニーズを満たす家庭と職場に次ぐ「第3の生活空間」としての役割を備える。ユーザーはアイトラッキング機能を使ってクルマとコミュニケーションを取り、たとえばお気に入りの食べ物を車内から注文することも可能。ウェルネス体験も提供され、車載VRゴーグルを装着すれば壮大な山岳風景の中でバーチャルフライトを楽しむこともできる。
アウディAI:MEは、ユーザーの好みと車両のナビゲーションデータに基づいてコーディネートを行なうので注文した食べ物は時間通りに配達される。CES2020を訪れたメディアは、自動運転体験の一環として、この共感力を備えたモビリティパートナーを試乗することが可能だ。
「アウディ・インテリジェンス・エクスペリエンス」は、ユーザーとその習慣を理解し人工知能とインテリジェント機能を組み合わせて乗員の安全、健康、快適性を高めている。ちなみに、自己学習を行なうナビゲーションシステムはすでに現行のMMIシステムに搭載済みだ。
将来的にはシート位置、メディア、ルート案内、車内の温度から香りに至るまでユーザーの好む機能や設定に関する詳細な分析が行なえるようになる。共感力を備えた未来のアウディは、短時間のうちにユーザーの好みを理解し自動的にそれを適用できるようになる。また、必要に応じ運転スタイルや体調をモニターすることで、ユーザーの状態をベースにした車両セッティングも行なえるようになる。このアウディ・インテリジェンス・エクスペリエンスのプロトタイプが備える基本機能もCES2020の会場で体験することができる。
CES2020では、新技術の3D複合現実ヘッドアップディスプレイも発表。このディスプレイはサムスン電子と共同開発されたもので、3Dテレビと同じく各画像について2つのビューが生成。3D複合現実ヘッドアップディスプレイの画像は、ドライバーの前方8〜10mの距離に浮かんでいるように見える。
また、オンデマンドで作動する透明なディスプレイは縦15cm、横122cmのサイズで下端はインスツルメントパネルにレイアウト。これは透明な有機ELディスプレイと、特に濃いブラックを表現する黒のレイヤーという2層構造になっており、情報の表示に必要ない部分は透明なままになっていることが大きな特徴となる。
このほか、CES2020ではライティングテクノロジーの面でも最新のイノベーションが公開。アウディのプロジェクトである「ヒューマンセントリック・ライティング」は、乗員の集中力や記憶力を高めるために照明の色を活用。たとえばドライバーの疲労を検知すると、刺激と爽快感を得られる効果がある青みががった涼しいホワイトのライトを活用するという。
なお、CESのアウディブースで展示される車両は前述のAI:MEに加え12.3インチのタッチスクリーンを備えた市販車に近いショーモデルである「Q4 e-トロン・コンセプト」、2020年春に搭載が開始されるデジタルマトリクスLEDヘッドライトを備えた「e-トロン・ スポーツバック」など多岐にわたるという。
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