全長約4.5m、全幅1.8mのコンパクトな4ドアクーペ
10月16日、BMWは2シリーズの4ドアクーペモデルとなる「BMW 2シリーズ・グランクーペ」を発表した。初公開の場は11月に開催されるロサンゼルス・オートショーで、2020年3月より市場に導入される予定だ。
4シリーズや8シリーズのグランクーペに続き、4ドアクーペのモデルラインナップにコンパクトモデルが加わった。ボディサイズは全長4526×全幅1800×全高1420mm、ホイールベースは2670mm。狭い場所でも取りまわしやすそうなサイズのボディは、グランクーぺならではの流麗なルーフラインが特徴的だ。
フロントマスクやリヤビューは、大型のキドニーグリルをはじめ、新世代のBMW車を感じさせるスポーティで洗練されたデザインを採用。ダイナミックな走りをイメージさせるスタイリングが与えられている。
新型1シリーズと同様に前輪駆動アーキテクチャーが採用されていることや、全長に対して長めに設定されたホイールベースによって、キャビン空間は十分な広さを確保。後席シートバックは40対20対40の分割可能倒機構が備わり、430Lのトランク容量をさらに拡大できる積載性も備わっている。
パワートレインのバリエーションは、ガソリン車が「218i」と「M235i xDrive」の2機種、ディーゼル車が「220d」の1機種。「218i」には140ps/220Nmを発揮する1.5L直列3気筒ターボと、6速MTまたは7速DCTを、「M235i xDrive」には306ps/450Nmを発する2L直列4気筒ターボと8速スポーツATを搭載。0-100km /h加速はそれぞれ8.7秒、4.9秒をマークする。
一方「220d」には190ps/400Nmを引き出す2L直列4気筒ディーゼルターボと8速ATを搭載し、7.5秒で0-100km/h加速をこなす。また米国市場ではこのほかに、231psの2L直列4気筒ガソリンターボを搭載する「228i xDrive」が設定される。
トラクション性能を大幅に向上させるだけでなく、アンダーステアを抑制して俊敏なハンドリングに寄与する「ARB(アクチュエーター・コンティニュアス・ホイール・スリップ・リミテーション)」を、新型シリーズと同様に採用。高水準のパフォーマンスの持ち主であることが想像できる。
そのほか、先進の運転支援システムやスマートフォンとの連携にも対応したコネクテッド技術、インチェリジェントパーソナルアシスタントといった装備が採用され、高い商品力が与えられている。
ちなみに、欧州市場での予定販売価格は「218i」で3万1950ユーロ(約383万円)、「M235i xDrive」で5万1900ユーロ(約622万円)とのことだ。
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