ダイムラーと吉利が合弁会社を設立

全ての画像を見る

電気自動車の開発で提携。中国に新工場を建設し、スマートの電動化を進める

ダイムラー・グループが中国の巨大資本である吉利グループ(浙江吉利控股集団=ジーリーホルディンググループ)と合弁会社を設立し、スマートブランドの次世代電気自動車(EV)の生産を中国で進める考えを明らかにした。両社50対50の出資で新たに合弁会社を立ち上げ、スマートEVを開発および市販していく考えで、生産工場は中国に置く予定。スマートクラスのクルマが中国でどれだけ受け入れられるかは未知数ながら、EVの普及を目指す中国政府の政策に応える形の提携といえそうだ。

2020年までに全モデル電動化計画を進めるスマートブランドとEVの普及を目指す中国とのシナジー効果に期待が高まる。

ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長と、吉利グループの李書福会長の両巨頭がシュツットガルトで会して調印するところに並々ならぬ決意が感じられるが、これで吉利はボルボ、ロータスに続いてスマートブランドにも関わることになる。一方でダイムラーはEQブランドのスマートEVをフランスとスロベニアで生産する計画も公表し、EV路線を強化する姿勢を明確にしている。
ダイムラーは吉利からの出資を受け入れており、その吉利の本拠地である中国はここにきて米中貿易摩擦などによる経済成長の鈍化に見舞われている。そんな状況下でダイムラーは吉利と次世代EVに向けた提携に踏み切ったわけだが、中国市場に力を入れるダイムラーの判断が中国経済にもプラスの影響を与えるのか。そのあたりにも注目していきたい。

2020年までに全モデル電動化計画を進めるスマートブランドとEVの普及を目指す中国とのシナジー効果に期待が高まる。

■関連記事

田畑修
AUTHOR

関連記事

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

複数社を比較して、最高値で売却しよう!

車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。

手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!

一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!

【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>

注目の記事

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!