色分け成型とシールで塗装不要!
本日(9月29日)から開催の全日本模型ホビーショー2023に際して、プラモデルのアオシマでは、1/24スケール・カーモデルでの新コンセプトに基づくシリーズの発表を予告していた。会場で明らかになったその内容をお伝えしよう。
アオシマの新コンセプトとは「ザ☆スナップキットを1/24スケールでも展開する」ということであった。ザ☆スナップキットとは、「楽プラ」の通称でも知られる組み立て簡単なプラモデルのシリーズのこと。同シリーズはこれまで1/32スケールでのみ展開されてきたのだが、今度はそれと同じコンセプトの1/24スケール・キットをリリースしようという訳だ。
ということで、このシリーズ第1作として発表されたのが、何と日産スカイライン2000GT-R、KPGC10、つまりハコスカ2ドアRである。アオシマでは同車をこれまでにも通常のキットとしてリリースしてきたが(元はイマイの金型だ)、このたびのザ☆スナップキット版は、これとは全く異なる、新設計のものだ。会場で展示されていたのはモックアップの試作品だが、そのボディプロポーションの良さには期待がかかる。
キットの内容としては、これまでの1/32スケールのザ☆スナップキットを単に拡大したというものではなく、普通のプラモデルにもう少し近いものとなっている。パーツ分割は若干細かくなり、前輪はステア可能、後輪は金属シャフトとのこと。このあたりは、下の展開図を見ていただくとよく分かるだろう。もちろんシールによるディテール表現も含まれており、パーツの色分け成型と合わせて、塗装なしでリアリティ充分な仕上がりが楽しめるとのことだ。部品の取り付けは単純なダボではなく、ツメ状のモールドによるカッチリとしたハメ込みを可能な限り採用したとのことである。
また、第2弾としてR35型日産GT-R(NISMO ’22)も発表されていた。
いずれもボディ成型色によりバリエーション展開される模様、いずれも価格未定、来年(2024年)発売とのことである。
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