マットブラックのダイヤルは911のダッシュボードからインスピレーションを得たもの

フェルディナント・ポルシェが356ロードスターの第一号車を世に問うたのは1948年、つまり今年で創業75周年を迎えたポルシェは、お膝元のドイツ・シュツットガルトをはじめ、ここ日本でも盛大なアニバーサリーイベントを開催して誕生を祝しているが、これを機に同社の精神と哲学を受け継ぐポルシェデザインからも素敵なプレゼントが用意された。それが、クロノグラフウォッチのマスターピースとも称されるクロノグラフ1の「ポルシェ75周年記念モデル（Chronograph 1-75 Years of Porsche Edition）」だ。

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1972年に発売されたクロノグラフ1は、当時としては衝撃的なオールブラックに身を包んで登場。マットブラックのダイヤルは911のダッシュボードからインスピレーションを得たもので、ケースは1972年のオリジナルで採用されたSSからチタンへとアップデートされているが、タキメーターやデイデイトには伝統的なポルシェのフォントが使用されている。また、75年の歴史を物語るもうひとつの要素が、サファイアクリスタルのケースバックから見えるローターで、その形状はかつての911に採用されたフックス社のアルミホイールを模したもの。中央にはポルシェのエンブレムが刻まれる。さらに、この限定モデルには、ライトブルーのステッチとレッドのセンターストライプが入ったテキスタイルレザーストラップに加え、ブラックステッチのブラックレザーストラップが付属。2タイプのストラップを気分に応じて素早く交換することができる。

2022年、映画「TOP GUN:MAVERICK」が公開されて全世界で大ヒットとなったが、1986年公開の前作「TOP GUN」で、若き日のピート・“マーヴェリック”・ミッチェル＝トム・クルーズが着用していたことでも注目を集めたクロノグラフ1のアニバーサリーモデル。全世界限定475本、ポルシェファンならずとも垂涎の1本といえるだろう。

モデル名：ポルシェデザイン クロノグラフ1 ポルシェ75周年記念モデル

価格：1,650,000円（税込）

発売：2023年6月8日

販売：porsche-design.comおよびポルシェデザインストア

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