「3.paradis」を創設した若手デザイナーとのコラボは、ALLURE、EMOTION、EXCELLENCEがキーワードに。

パリで開催された「PEUGEOT INCEPTION CONCEPT (プジョー インセプション・コンセプト)」のヨーロッパプレミアで、プジョーはハイエンドなストリートファッションブランド「3.PARADIS (スリー.パラディ)」の創設者である、フランスの才能ある若手デザイナー、Emeric Tchatchoua (エメリック・チャチュア)氏とタッグを組む選択をした。このコラボレーションは、インスピレーションを共有し、魅力的な未来への楽観的な展望を共有する物語だ。

プジョーは、新世代の注目すべきアーティストとのコラボレーションシリーズを開始しており、次のエピソードは2023年4月18日(火)から同23日(日)まで開催される「ミラノデザインウィーク」で公開される予定。プジョーにとって、世界は魅力的なものであるべきであり、それはスタイル、創造性、野心、そして人間中心のアプローチで未来を想像しなければならないことを意味している。

プジョー インセプション・コンセプトが表現するのは、この楽観的な未来像であり、このコンセプトカーは猫のような前衛的な魅力、前例のないドライビング感覚、パフォーマンスと効率を兼ね備えた100%電気技術を象徴するものだ。

【写真8枚】ブランドの大きな転換を意味する「プジョー インセプション・コンセプト」 

プジョー インセプション・コンセプトは、2023年1月5日(木)にラスベガスで開催された「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー (CES)」でワールドプレミアされ、2023年3月23日(木)と24日(金)にはパリで展示が行われた。このヨーロッパ初公開を機にプジョーは新たな時代を迎え、自動車の未来像を提示した。

ステアバイワイヤ技術を統合した新世代の「プジョー i-Cockpit (アイ・コックピット)」は、ステアリングホイールを排除し、ハイパースクエアコントロールを採用している。さらに、2026年に登場するプジョーの次世代電気自動車のデザインは、ネイティブなEV「BEV-by-design」プラットフォームをベースにしている。乗客に新しい車内体験を提供するインテリアを採用し、カーボンフットプリントを削減し、2038年までにカーボン・ネット・ゼロの目標を達成するために展開される新しい技術が用いられている。

プジョー インセプション・コンセプトとスリー.パラディブランド創設者のエメリック・チャチュア氏
パリで開催されたプジョー インセプション・コンセプトの実車発表会において、プジョーはスリー.パラディブランドの創設者であるエメリック・チャチュア氏とのコラボレーションを発表した。エメリック・チャチュア氏は、コンセプトカーにインスパイアされたユニークなウェアを発表した。このジャケットは、見る角度によって色が変わるレンチキュラー3Dプリントによって、目の錯覚を利用した、技術的な偉業を成し遂げたものだ。

このジャケットは、プジョー インセプション・コンセプトのインテリアデザインにちなんだもので、車のフロアにも使われている素材に同じ3D技術を使用している。3Dプリントは革命的で効率的、かつリサイクル可能であり、アメリカの3Dプリンタの専業メーカー「STRATASYS (ストラタシス)」と、フランス染料とのコラボレーションによって生み出された。

この特別なファッションアイテムは、魅力、感情、卓越性、楽観主義、自由、ヒューマニズムといった共通の価値を持つ、クリエイティブで先見性のある2つのブランドの出会いから生まれている。このコラボレーションは、デザインとクリエイションを自動車の将来像の柱に据えたいという、プジョーの願いを裏付けるものとなっている。

スリー.パラディの創設者であるエメリック・チャチュア氏は「プジョーチームとの最初の会話で、私たちの周りの世界にポジティブな影響を与えるためにデザインを使用すること、そして自由な感覚を刺激することを望むことなど、多くの共通点があることにすぐに気づきました。私たちのメッセージと共通の価値観を広めるために、プジョーとその素晴らしいチームとコラボレーションできることは、私にとって光栄であり、非常に光栄なことです」と語る。

■関連記事

• 誰もが乗れるオール電化のコンパクト四輪車が栄誉！ 英国向け｢フィアット･トポリーノ｣が､権威あるデザイン賞を受賞
• “電気自動車のSクラス”にふさわしいデザインへと刷新！ メルセデス･ベンツ｢EQS｣発売