インフォテイメントは最新の「PCM6.0」システムを搭載
ポルシェは現在、4ドアサルーン『パナメーラ』次期型を開発しているが、新たに導入されると思われる「ターボGT」市販型プロトタイプをカメラが捉えた。
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豪雪のスカンジナビアで捉えたプロトタイプのフロントエンドでは、ヘッドライト周辺にデカールを貼りその形状を隠しているほか、バンパーエアインテーク部分はパネルを装着、デザインが新設計されることを示唆している。
注目は足回りだ。ポルシェは通常、GT、ターボGT、GTS、ターボSモデルなどの最高性能の車両にセンターロックホイールを採用している。パナメーラでは、すでに後者2つのモデルをセンターロックなしで提供しているため、このプロトタイプは「GT」グレードと予想される。またホイールも他のプロトタイプでは見られないデザインのため、このモデル専用である可能性がありそうだ。
もちろん今後、新しいパナメーラがGTSおよびターボ S モデルにセンターロックホイールを搭載する可能性はあるが、新設計のディフューザーは『カイエンターボGT』と同様で、同じグレードになると思われる。またバンパーの両サイドにある未完成のエキゾーストパイプは、最終的な位置ではない可能性があり、代わりに、前述のカイエンターボGTのように、デュアルセンターパイプに移行することもありそうだ。
キャビン内では、「PCM6.0」インフォテインメントシステムを搭載、助手席グローブボックスには専用のスクリーンが装備される。またシフトレバーは削除され、EV『タイカン』のようなトグルタイプのシフターがインフォテイメントディスプレイの左側に配置される。しかし、電動パーキングブレーキはタイカンがその右側にあるのに対し、プロトタイプでは上部に配置されているようだ。
このクルマが本当にターボGTなら、パナメーラターボSの4.0LツインターボV型8気筒のアップグレード版が期待できそうだ。その場合、アップデートされた8速ティプトロニックを介して4輪全てに動力を送り、最高出力640ps、最大トルク850Nmを発揮することになるだろう。
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