キャンプ好き夫妻の新旧VWが収まった、”モノがたくさんあってもかっこいい”ガレージハウス。【ガレージライフ】

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理想のガレージを手に入れるために、新居を建てるときからビルトインガレージを計画して手に入れた、サイディングが美しいガレージハウス。

クルマ産業が盛んな愛知県。Kさんもクルマ産業に携わるサラリーマンだ。これまで奥様と戸建てで暮らしていたが、親類から土地を譲り受けたのをきっかけに、憧れであった”ガレージのある家”の夢を叶えるタイミングが、2019年に訪れたという。住宅展示場に足を運んだが、理想のガレージのある家に出会えず、ネットで理想の注文住宅を依頼できる工務店やメーカーを探すことになった。4社の中から希望が叶う、と直感したのが岐阜県に本社のある「チェックハウス」だった。

【写真14枚】新旧のワーゲンが鎮座するガレージハウス 

新旧のVWを所有するKさんは現在、奥様と2人暮らし。2018年に購入したVWゴルフ2をきっかけに、クルマを大事にするのであればガレージがなければ、と考えていた。ゴルフ2をカスタムして楽しむことを楽しんでいるKさんは、ラップサイディングのガレージつきの家を建てるのが理想だったほか、夫婦共働きのため家事が夫婦でできる動線や、吹き抜け、そして夫婦でのワークススペースを依頼した。すると「チェックハウス」はその要望をすべて図面に落とし込み、模型によってプレゼンテーションしてくれたことが衝撃的だったという。

2人の希望である「シンプルでありながらも、趣味が楽しめるプラン」に心惹かれたという奥様。ご主人のワークスペースと奥様の書斎には空間が設けられ、ほどよい距離で存在が意識できるという。クルマ、バイク、キャンプが好きな2人の道具はガレージ、そして玄関にギアを収納できるスペースを広く設けるなど、「モノ(道具)がたくさんあってもかっこよく収納できる」プランは、「モノがあってもかっこいい家」の要望を満足させるには十分であった。キッチンには「グラフテクト」によるシンプルなデザインを導入。食器はあえて隠さず見えても楽しめるなど”モノがあってもかっこいい家”という2人の理想をかなえている。

ガレージのシャッターは家の顔ということもあり「三和シヤッター」製木製のオーバースライダーを選び、2台入るガレージには1991年式VWゴルフ2と奥様のために今年、1965年式ヤナセが販売した希少なVWタイプ1、ホンダのエイプが収納されている。ガレージには通信販売で購入したスチールラックに、キャンプなどのアウトドアアイテムが収められている。実は右ハンドルのヤナセもののVWを購入したのは、左ハンドルのゴルフ2と右ハンドルのタイプ1をガレージに入れた場合に停めやすい、という理由からだった。

’20年に引き渡される前に家具を探して、愛知県春日井市「TRIMSO」にてオーダー家具を注文している。レトロ家具、アンティーク家具を販売、製作をしているためK夫妻の好みを理解してダイニングテーブル、TVボード、リビングテーブルを購入。ソファもアンティークなものを同店で購入している。アカシアの床材とマッチしていい雰囲気なK邸となった。

また「チェックハウス」では様々な価格帯の注文住宅を受けているほか、高気密、高断熱な「Mirai 全館空調システム」も導入しているためエアコン1基でも夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができるので、1年中快適に暮らすことができているという。2人の要望が取り込まれたガレージハウスは、窓が少ないにもかかわらず、リビングの天井高は4,850mmあり、約30平米のリビングは開放感がある設計となった。

竣工して約2年が経過するが、追加として電化製品やロッカーなどを購入するときにはデザインを意識しているという。また、隠すことなく部屋に置いてもすっきりと家に溶け込んでくれるようなものを上手に選んでいる。クルマをアメリカンスタイルのゴルフ2に乗り換えたことでガレージハウスの計画はスタートしたが、ご主人が細かくリサーチをして理解してもらえる建築ビルダーに出会ったことで楽しいガレージのある家の生活を楽しんでいる。

◆Planning Data
 所在地 :愛知県
 敷地面積:約180.17平米
 延床面積:約139.95平米
 ガレージ面積:約27.33平米
 外装/内装仕上げ:ラップサイディング/漆喰仕上げ
 竣 工:2020年9月
 愛 機:1991年式 VWゴルフ2
     1965年式 VWタイプ1
     2006年式 ホンダ・エイプ ほか

◆Owner’s Check
・ここがお気に入り
 ブルーのラップサイディングと木製ガレージドア、玄関ドアのマッチングが
 実にいいですね。リビングも過ごしやすくて、気に入っています。
・ちょっと失敗
 特にありません。
・これからの夢
 ガレージのなかをこれから手を加えて使いやすくしていきたいですね。
・読者へのアドバイス
 会社員でもあきらめないでガレージのある家を建築することが可能です。

◆Comment from an Architect:チェックハウス 八田真助さん
K様との家づくり、私も大変楽しく進めさせていただきました。ガレージは勿論、新居での生活を満喫してくださっていてなによりです。私たちチェックハウスは「リゾート」をテーマに、空間としての家づくりだけでなく、住まわれる方の「ライフスタイル」をご提案できるような家づくりを目指しております。こだわりを詰め込んだわくわくする家づくりをされたい方はぜひ一度ショールームへお越しくださいませ。
チェックハウス愛知 豊川店  愛知県豊川市八幡町西赤土75-38
Phone:0533-56-2127  https://www.checkhouse.net/ 

ペールブルーのラップサイディングが理想の家だったと話すK夫妻。マニュアル自動車を運転するという、クルマにとても理解がある奥様。ガレージにはクルマが2台収納できる上、玄関横に1台駐車スペースを確保している。

photo / Keigo-KIMURA(木村圭吾) text / Jun ISHIHARA(石原 淳)『ガレージのある家 Vol.49』より転載

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