ボクらのヤングタイマー列伝:第25回『シボレー・カマロ』かの奥山清行氏がエクステリアデザインを手がけた4代目カマロです!!

遠藤イヅルが自身のイラストともに1980年代以降の趣味車、いわゆる”ヤングタイマー”なクルマを振り返るという、かつて小社WEBサイトでひっそり!?連載していた伝説の連載、その進化版がこの『ボクらのヤングタイマー列伝』です。今回は本誌大磯イベント(執筆時)の会場で『大磯スーパーマニアックス』賞を受賞したシボレー・カマロ(4代目!)をイラスト化、という特別編ですヨ!!

ボクらのヤングタイマー列伝第24回『メルセデス・ベンツC123』の記事はコチラから

『大磯スーパーマニアックス』賞を受賞した4代目! シボレー・カマロをイラスト化しました!

今回のヤングタイマー列伝は、3月24日に開催(執筆時)された『カー・マガジン・ウィークエンド・ミーティング2018春 in 大磯』の来場車から1台を選びイラスト化しました。題して『大磯スーパーマニアックス』! 前回、2017秋開催時に『ベストヤングタイマー』と題した企画の第2弾となります。ちなみにその際はフェラーリGTBターボという、これまたレアなモデルを描き起こしました。こちらに掲載しておりますので、ぜひそちらもご覧下さい!

さて今回もメーカー、国籍、年式を問わず集まった600台以上の趣味車たちからこのコーナーにぴったりの1台を頑張って選びました。それがこの『シボレー・カマロ(4代目)』です。イベント半ばに僕と担当編集さんで発表したのですが、その選択に会場中から「???」というハテナマークが(笑)。でも僕らの気持ちは見事に一致。それくらい”いい線”です!

カマロの4代目と聞いてもピンとこないかもしれませんが、日本でも人気を博した奥目&角目4灯で大きなグラスハッチを持ったシャープなスタイルが3代目で、4代目はその印象を残しつつぐっと滑らかな面構成を得たモデルです。デザインはかの奥山清行氏が手がけています。日本でもグレードによってはリーズナブルに買えたことも思い出されますね。

もっとマニアックなクルマはイベントにたくさんお越し頂いていました。ではなぜカマロ4代目が? ということなのですが、まず4代目カマロがすっかり数を減らしていてそれ以外の世代に比べむしろ激レア車になってしまったこと、しかもこれまたここ何年か見ていない、涙目にフェイスリリフトされた後期モデルというのが刺さりました。そしてアメリカ車といえば派手なモディファイがされがちな中でノーマルのままというさりげなさ、並行輸入ではなくヤナセものという由緒正しさなども選考のポイントとなりました。ちなみに4代目カマロは全長が4.9mもありまして、しかもこの個体は5.7リッターV8(288ps)の『Z28』。そんな破格なクルマなのにそれを感じさせないこと(笑)、アメリカで実際に足クルマとしてシレっと乗られていそうな雰囲気もよかった。しかもなんと1オーナーというのだから驚きです。

オーナーさんは現在なんとシボレー・コルベット(C6)、BMW M3(E30)、メルセデス・ベンツ190E 2.5-16エヴォも同時に持つ(取材時)エンスージァストで、このカマロは2000年に在庫車だった1999年式を50万円引きで購入。それ以来、何度も買い替えの対象に上がるというピンチを乗り越えて、今もなお手元にあるとのこと。月に1回は乗るようにしていて、よくアメリカ車のイベントに顔を出されているそうです。燃費の良さ(!)とデザインがお気に入りと語るオーナーさん。これからもこのカマロ、大事になさってくださいね!

カー・マガジン480号より転載

この記事を書いた人

遠藤イヅル

1971年生まれ。東京都在住。小さい頃からカーデザイナーに憧れ、文系大学を卒業するもカーデザイン専門学校に再入学。自動車メーカー系レース部門の会社でカーデザイナー/モデラーとして勤務。その後数社でデザイナー/ディレクターとして働き、独立してイラストレーター/ライターとなった。現在自動車雑誌、男性誌などで多数連載を持つ。イラストは基本的にアナログで、デザイナー時代に愛用したコピックマーカーを用いる。自動車全般に膨大な知識を持つが、中でも大衆車、実用車、商用車を好み、フランス車には特に詳しい。

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