“ブタケツローレル”の通称で人気のある2代目ローレル(C130型)と同じく人気の、3代目”角目ローレル(C230型)”が鎮座。
カッパーオレンジメタリックに輝くボディに角目ライト。リップスポイラーやフェンダー加工などなど、クルマの見所もかなりあるが、ガレージもそれに勝るカスタマイズが施されている。建築業に携わっているTさんは、いろいろな住居を見てきた経験から、コストをかけずとも納得のいく自身のガレージを建てたいと考えてきた。
そしていろいろ調べたのち、スチールガレージでも信頼のあるイナバ製「ガレーディア」という商品にたどりついたという。
台風対策に頭を悩ませ続け、ついにガレージを手に入れる
それまでは自宅の敷地内で簡易的なテント式ガレージでクルマを保管していたため、毎回、台風が上陸するたびに対策に追われたというTさん。安全で丈夫なガレージを切望していた。イナバ製作所が販売する「ガレーディア」は車庫や倉庫として全国で販売される商品で、ニーズに合わせてサイズが選べるユニットタイプとなる。
その特徴は1台から連棟することができ、バリエーションは144タイプから選べ、躯体は溶融亜鉛めっき鋼板を採用。シャッターはサビに強いアルミタイプで5色から選ぶことができるなど、オーナーの好みに応じて好きなタイプをチョイスできる。さらにはオプションによりスライドドアなども用意されていることもあるため人気。1日で建設ができるなど時間が短縮できるなどメリットも大きい。
Tさんも土間はご自身で施工を手配し、ガレージ部分は1日で施工が完了したという。しかし、ここからがTさんの本領発揮。そのままではスチールの倉庫そのものといったガレージだが、Tさんはこの空間にクルマ同様カスタマイズを施していくのだ。
クルマ同様にガレージをカスタム
まず、床はモルタルを流した後に、スタンプコンクリートを施工。まるで石畳のように仕上がっていて、ガレージのよいアクセントとなっている。そしてスティールの内壁には、ベニアを使って壁面を造作。内部に断熱材を入れることで夏も冬も快適に過ごすことができるようカスタマイズした。
さらに内壁にはレンガ調のクロスを施工し、雰囲気をアップ。壁面の下にLEDライトを設置し6色調光を楽しむことができるなど、遊び心いっぱいのガレージに変身させたのだ。
ガレージ内には床を15センチ上げ、書斎スペースを製作。ショーケースやデスク、応接セットなどを置いてガレージで遊べるスペースとなった。一見すると外観は普通のスチールガレージ。しかしながらシャッターを開けると別世界が広がるという技ありガレージが完成したのだ。
ジェットスキーも収納!
現在、ガレージには1977年式ニッサン・ローレルとホンダ・CB1100、カスタムされたホンダ・モンキーを格納。友人とツーリングに出かけたり、ドライブしたりとシチュエーションによりクルマやバイクを選ぶという日々を送っている。
もともと多趣味なTさんはジェットスキーやモータープレーンなども所有しており、ガレージのなかにそうした遊びのアイテムを集約。そうしたガジェットの保管場所にもなり、便利になったそうだ。いつでも趣味が満喫できるように、日ごろからクルマやバイクのメンテナンスをするというTさん。その時間も至福の時間となっている。
◆Tさんに聞いたガレージチェック!
・一番気にいっているところは?
スタンプコンクリートで仕上げた床面や、ビニールタイルのスペースなど予定どおりに仕上がりました。
・読者へのアドバイスを!
あらかじめ計画を立ててカスタムすることで、ガレージ作りは費用を抑えて楽しむことが可能です。シャッターを閉めておけば倉庫に見えるのも面白いですよね。
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