【ホイールカタログ 2022春】「オーゼット・ラリーレーシング」トレンドに左右されず我が道を突き進む孤高のホイール

太田 輝
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20世紀から現代へと、デザインのリファインを行ないながら、長きに渡り絶大なる人気を誇るベストセラーホイール。5月中旬には16インチも加わり、厚い支持がさらに加速しそうだ。

レジェンドホイールでさまざまな魅せ方を楽しむ

1990年のこと。トヨタ・セリカが、日本車として初めてWRC(世界ラリー選手権)のタイトルを獲得した。もうもうと舞い立つ土埃を”速さ”の証とでもいわんばかりに、躍動するセリカ。その白いボディには赤いデコレーションが映え、ようようとマシンを突き動かす足元には、同じくジャパンカラーの「ラリーレーシング」が装着されていた。
21世紀になり、2017年にデザインを小変更しているが、ラリーレーシングは実に息の長いプロダクトだ。しかも、昨年、一昨年ともOZのトップセラーだという。

直線基調のマルチスポークはディッシュタイプのセンター部と組み合わされて独特の世界観を構築。ボルトホールを除いてほぼフラットなフェイス面、大きく刻まれたブランドロゴが個性をいっそう強調して魅せる。

とくに近ごろは、性能やトレンドを追った結果、ホイール形状が近似してきている。細部の工夫や”パースペクティブ(遠近法)”を応用した立体感で個性を創出したとしても、ラリーレーシングのマルチスポークにディッシュを組み合わせた”戦う”カタチのインパクトには遠く及ばない。指名買いでバックオーダーを抱え続けているという現状にもうなずける。

新設定される16インチモデルは最近人気急上昇中のオフ系カスタムにも最適なサイズ。オフロードタイヤをインチダウンして組み合わせ、車高のリフトアップも行なえば洗練されたオフローダーを演出できる。

そして、これまでの17〜19インチというラインナップに新たに16インチが加わるという。これは、イタリア製からジャパンメイドへと変更され、製造はエンケイが担当する。というのも、日本の需要に応じてOZジャパンが何度もイタリア本社にかけ合い製品化した日本限定サイズだからだ。

16インチの追加により、軽自動車を含む日本車から輸入車にまで幅広く適合。唯一、イタリア製でなくエンケイで製造される16インチも、ほかのサイズと同じデザインとカラーを再現している。

軽自動車/日本車/輸入車に適合させること、加えて国内で盛り上がりをみせているオフローダー系カスタムへのニーズにも応えるのが狙いだ。世界中のモータースポーツで活躍してきたホイールだからこそ、どんな車両でもラリー系やレーシング系といった多様なドレスアップが決まる。インチダウンしてオフロードタイヤを組むオフ系にも格好のサイズが用意される。
16インチの追加で、ラリーレーシングの〝パースペクティブ(未来への展望)〞が見えてきた。

◎サイズ/価格(いずれも税込)
16inch×5.0~7.0J/41,800円~46,200円
17inch×7.0~8.0J/52,800円~55,000円
18inch×7.5~8.0J/67,100円~68,200円
19inch×8.0~8.5J/81,400円~82,500円
◎カラー:レースホワイト、ダークグラファイト、グロスブラック
◎対応車種:メルセデス・ベンツ/VW/アウディ/ボルボ/MINI/フィアット/その他国産車等
問い合わせ先=オーゼットジャパン https://www.ozracing.com/jp/

フォト:宮越孝政 T.Miyakoshi/ル・ボラン2022年6月号より転載

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