※この記事は2007年9月に発売された「VW GOLF FAN Vol.13」から転載されたものです。
TSIにベストマッチするゴルフ・ファミリーを探せ!!
2L直噴ターボがTSIとして加わったことにより、ゴルフの名を冠したモデルでTSIユニットを搭載するのは、ゴルフ、ゴルフ・トゥーラン、ゴルフ・ヴァリアントの3車型7モデルへと拡充した。ここでは、その7モデルを比較。TSIユニットとの“ベスト・カップリング”を探る。
SPECIFICATIONS
■型式:BLG ■種類:直4DOHC16Vターボ+スーパーチャージャー(直噴) ■排気量:1399㏄ ■最高出力:170ps/6000rpm ■最大トルク:24.5kg-m/1500~4750rpm ■トランスミッション:6速DSG
■型式:BMY ■種類:直4DOHC16Vターボ+スーパーチャージャー(直噴) ■排気量:1399㏄ ■最高出力:140ps/5600rpm ■最大トルク:22.4kg-m/1500~4000rpm ■トランスミッション:6速DSG
新たに2L直噴ターボもTSIファミリーに
ゴルフ・ヴァリアントの導入とともに、VWでは直噴+過給器システムのガソリン・エンジンを全てTSIと呼称することになった。
すなわち、ゴルフGTTSIで初登場したツインチャージャーのみならず、ゴルフGTI/GTXから採用されている2.0L直噴ターボもTSIの一員となったのである。このゴルフの3グレードに加え、ゴルフ・トゥーランのトレンドライン(140ps)とハイライン(170ps)、ゴルフ・ヴァリアントのTSIコンフォートライン(170ps)と2.0TSIスポーツライン(200ps)の7車種がゴルフTSIファミリーということになる。エンジンは3種類。今回はそれぞれのエンジン、およびボディタイプによって、どれがマッチングに優れているかを考察してみたい。
SPECIFICATIONS
■型式:BWA ■種類:直4DOHC16Vターボ(直噴) ■ 排気量:1984 ㏄ ■ 最高出力:200ps/5100~6000rpm ■最大トルク:28.6kg-m/1800~5000rpm ■トランスミッション:6速DSG/6速MT
現在、日本国内でTSIとしてラインナップされるエンジンは、1.4L直噴の直4DOHC16V+ターボ+スーパーチャージャーから140ps/5600rpm&22.4kg-m/1500~4000rpmを発揮する140ps仕様TSI、同じユニットのマネージメント違いで170ps/6000rpm&24.5kg-m/1500~4750rpmを発揮する170ps仕様TSI、そして2L直噴の直4DOHC16Vターボから200ps/5100~6000rpm&28.6kg-m/1800~5000rpmを発揮する2.0TSIの3ユニットとなる。