日産と石川県の4団体がSDGsにおけるEV活用で連携!

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白山市の大規模停電時には「日産リーフ」を電力源として活用

日産自動車と白山市、金沢工業大学、北陸電力、および米沢電気グループの5者は11月12日、「持続可能な開発目標(SDGs)における電気自動車の利活用推進に関する連携協定」を締結した。

今回の協定は、電気自動車(EV)を活用する産官学連携の画期的な取り組みで、SDGsの理念に基づき白山市、金沢工業大学、日産自動車、北陸電力、米沢電気グループが連携。白山市において電気自動車利活用促進の検討や市民の環境・防災意識向上、地産地消エネルギーの運用など、さまざまな施策で相互の緊密な連携と協力を図り持続可能な社会の実現を図ることを目的としている。

内容は、白山市がEVの普及を通じて地域課題解決や環境負荷の低減に取り組むとともに、地震災害等による大規模停電が発生した際、市が指定する避難所などで金沢工業大学と北陸電力、米沢電気グループより貸与されるEVの「日産リーフ」を電力源として活用。避難所の円滑な運営を行ない、市民の安全確保に努めるというもの。

日産が推進する「ブルー・スイッチ活動」、白山市が推進するSDGsと環境・防災対策。金沢工業大学、北陸電力、米沢電気グループが推進する環境・エネルギー対策、地域貢献活動と、それぞれの取り組みにお互いが賛同し、SDGs達成に向けた取り組みを推進することで一致し今回の協定の締結を行なう運びとなった。

白山市山間部におけるEVを活用した地産地消エネルギーの運用については、金沢工業大学は山間部でのEVカーシェア利用を活用した地産地消のエネルギー運用の研究などの地域課題解決に取り組み、電気自動車(EV)を活用した地域創生を推進。また、大学内の白山麓キャンパスを中心に、太陽光発電など、電気自動車(EV)を要とした再生可能エネルギーの検証を行うとのことだ。

さらに、電気自動車(EV)の普及促進、防災・環境・SDGs意識の向上、環境教育について5者は、平常時も電気自動車(EV)の普及促進を行うほか、市のイベントで使用する電力を電気自動車(EV)から供給することで、「電気自動車は走る蓄電池」としての活用を市民へ積極的にアピールするなど、SDGsの認知度向上及び環境・防災意識向上を目指す。また、市のこどもたちの環境意識向上のための教育に関しても連携を行う。

また、災害時における電気自動車(EV)を活用した避難所運営の支援について白山市では、災害を起因とする停電が発生した際、市が指定する避難所に、5者に配備している電気自動車(EV)「日産リーフ」および充電スタンドを無償で貸与し、5者の協力により電気自動車(EV)からの給電を行うことで、災害時においても継続して電力が供給できる体制を整え、避難所の円滑な運営を図り、市民の生命及び身体の安全を守る。

なお、白山市では、すでに公用車として電気自動車(EV)「日産リーフ」や商用電気自動車(商用EV)である「e-NV200」を導入している他、EVから電気を取り出す可搬型給電器を導入しており、今後も更なるEV普及・促進の取り組みを推進し、防災力向上に努めていく。

このように、白山市、金沢工業大学、日産自動車、北陸電力、米沢電気グループは、今後もこの協定締結を機に、環境及び防災対策を強化し、電気自動車(EV)を活用した「環境に優しく災害に強いまちづくり」とSDGsを共に推進していく。そして、SDGsの達成と、電気自動車(EV)の普及を通じた地域課題の解決に向けて、更に連携を強化することになる。

日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」ウェブサイト:https://ev.nissan.co.jp/BLUESWITCH/

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