2001年
細部を熟成・進化させながら使い勝手や安全性をさらにレベルアップ
国内デビューから4年目、成熟期を迎えたゴルフIVは2001モデルからレッド、シルバー、ブラックという3つのボディカラーを新色にチェンジ。さらにGLi、GTXの履くアルミホイールをスリット付きのAVUSIIに、CLiのホイールキャップデザインをニュータイプに変更するなど、外観のリフレッシュが図られている。また、7月にはサイドミラーが拡大されるなど、細部の変更により一層の安全性向上も図られた。
限定車 Golf ZM Edition《2001年2月》
デビューから約25年で生産累計2000万台達成という輝かしい実績を記念した限定車。ZMはZwanzig Millionen(ツヴァンツィヒ・ミリオネン=2000万)の略。ゴルフEをベースに15インチのアルミホイール“JARAMA”、ボディ同色モール、ダークテールレンズ、スポーツシートなどを装備。価格は通常モデル+5万円の234.0万円(税抜)。
サイドミラーを拡大《2001年7月》
従来のコンパクトなサイドミラー形状を横方向に拡大。後方視界が広がったおかげで、車線変更や車庫入れなどがかなり楽にできるようになった。このほか、コンピュータ制御によって走行安定性を助けるESPをゴルフEにも標準装備。安全性を第一に考えるVWらしい熟成が進められた。
限定車 Golf Leather Collection 《2001年10月》
人気のGLiをベースに、シートヒーター付きレザースポーツシートのほか、ステアリング/ハンドブレーキグリップ/シフトノブに革巻きタイプを採用。また16インチのアルミホイール“モントリオールII”を装備。左ハンドルのみが用意され、価格はGLi+6.5万円の280.0万円(税抜)だった。
カラーバリエーション
初期設定色(7色)
追加色(5色)
人気のボディカラーは?
ゴルフIV=シルバーのイメージどおり、’03年の販売実績をみるとメインカラーのリフレックスシルバーメタリックが全体の44%を占めている。一方、キャンディホワイトは極端に少なく、わずか2%のみ。
※上記のデータは2003年新車登録ベース(資料提供:フォルクスワーゲングループジャパン)
ホイールの違い
15インチ・スチール
EとCLiは6J×15のスチールホイールが標準装着。ホイールをカバーするフルホイールキャップはCLi(左)とE(右)でデザインが異なっている。
15インチ・アルミ
GLiとGTXは6J×15のアルミホイール“AVUS”を標準装着。後期モデルはスリット入りの“AVUSII”となる。限定車EinsはEベースながらアルミを履く(右)。
16インチ・アルミ
GTIはBBS製の16インチホイール(6.5J)を標準装着。下の写真は2002年10月発表の限定モデルExzeptの履く専用16インチ・アルミホイール。