クロスオーバーモデルながら、フロントマスクは“あのスポーツカー”風に?
中国の自動車メーカー、長城汽車のEVブランドであるORAが開発を進める新型EVクロスオーバーSUV、「ES11」の特許画像が流出。今回はスウェーデンのエージェント経由で入手に成功した。
長城汽車(Great Wal Motor Company Lemited)、通称「万里の長城」は1984年に設立。中国最初の私有自動車メーカーとしても知られている。現在はCUVの「ホーバー」、SUVの「セーフ」、「シング」、「ペガサス」のほかピックアップトラック、乗用車、コンパクトカー、ミニバンなど幅広いラインアップを展開している。
流出した特許画像のエクステリアは、丸いヘッドライトと筋肉質なフロントフェンダーなどが「ポルシェ911」や「フォルクスワーゲン・ビートル」を彷彿とさせる。同社は、これまでにも前述セーフが「トヨタ・ハイラックスサーフ(海外名4ランナー)」に酷似しているなど、悪質な模倣でもたびたび話題になっている。それだけに、新型モデルの特許画像もちょっとした怪しさが漂う。
EVということで、フロントクォーターパネルには充電口がレイアウト。Aピラー以降のデザインはハッチバックとSUVのクロスオーバー的な仕立てだが、興味深いのはリヤウインドーにLEDライトバーが埋め込まれているように見えること。実用化されれば、この部分には斬新さが期待できそうだ。
長城汽車が2018年に設立したEVブランド、ORAからは世界で最も安い電気自動車といわれるコンパクトEVの「R1」、「iQ」、「R2」などを発売。この新型EVには、それらの技術が投入される可能性もあるという。このES11のワールドプレミア時期だが現段階では不明。しかし、泰州にある同社の工場では10月から生産が始まると伝えられている。
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