プロトタイプはすでに99%の完成度! 新型コロナウイルスの影響でバーチャルプレミアの可能性も
ポルシェは今年3月、「タイカン」から派生したワゴンモデルの正式名称を「タイカン・クロスツーリスモ」と発表しているが、その最新プロトタイプがカメラに捉えられた。
極寒のスカンジナビアに現れたプロトタイプはヘッドライト、テールライト形状などがすでに生産型。テールライトはダミーの赤いテープで非現実的なサイズに偽装され、キックアップしたリヤクォーターウインドーにもカモフラージュが残るが開発は99%完了した状態と見て良いだろう。
市販型では2018年に公開されたコンセプトカー、「ミッションEクロスツーリスモ」に近いエクステリアが予想される。ロングルーフとグラスエリアを除くと、外観はほぼタイカンと共有。コックピットには、音声コマンドを備える10.9インチのインフォテインメントシステムを採用。助手席のディスプレイは、オプションとなる。
グレード構成は「4S」、「ターボ」、「ターボS」と予想されており、それぞれの発表時期は異なるようだ。アウトプットは4Sが571ps、ターボは680ps、ハイエンドのターボSではオーバーブーストモード時で761psを発揮。0-100km/h加速はそれぞれ4.0秒、3.2秒、2.8秒のパフォーマンスが与えられる。充電システムは800Vの高圧仕様で、約5分で最大100kmの走行に必要な電力を充電。満充電時の航続距離は4Sが最大464km、ターボSが412km、ターボが450km(WLTPに準拠)となる。
そのワールドプレミアは、新型コロナウイルスの影響でいまのところ流動的。しかし、年内にオンラインで発表される可能性があるという。
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