充電旅の最終日はのんびり
「ブロンプトン」で古い日本建築を発見
充電旅最終日、今日は東京まで約130km、桜を探しながら移動するだけということで、最終チェックアウトである12時まで、ホテル周辺の散策タイムとすることとした。今回の充電旅は、長距離の移動も手伝って朝は早く出発していたが、本来温泉旅館は温泉や部屋を楽しみながらゆっくりとチェックアウトするのが醍醐味。今朝は我々も、周辺を散策したり、部屋で紅茶やレコード窓からの景色を楽しんだり、写真整理や原稿執筆をするなど、最終日にしてやっと、のんびりと贅沢な充電旅を実現することができた。
昨晩の夜の散策も風情があったが、I-PACEから英国製折り畳み式自転車「ブロンプトン」を出して、周囲を散策すると昭和3年に温泉宿として開業し、今は喫茶室のみ営業しているという「東海館」という木造建築の旅館にたどり着いた。あと1週間遅ければ、松川のほとりに咲く桜の花とのコントラストが楽しめたと思うが、建物だけでも充分に見どころがある。さっと取り出せるブロンプトンは今回川沿いの散策や徳山、広島などでも活躍。I-PACEと同じ英国製ということで、クルマとの相性もとてもよかったように感じる。
I-PACE充電旅は
桜満開の東京でフィナーレ
さて、I-PACEはというとチェックアウト時にはほぼ満充電となり、東京に出発。途中、海老名でランチの海鮮丼をいただいて東名高速を帰路につくが、なんと桜があちらこちらで咲いているではないか。今回桜前線の北上とともに鹿児島から東京を目指すというテーマではあったが、2020年の桜の開花は東京がまず満開になったようで、地方の桜開花はかなり遅れており、満開の桜を写真に収めることはできなかった。ということで、ラストはカメラマン氏がお気に入りの東京農大周辺の桜をI-PACEとともに撮影してフィナーレとすることにした。
鹿児島→東京、総走行距離1,900km
乗れば乗るほど好きになる「ジャガーI-PACE」
全5日間、鹿児島から東京まで寄り道をしながら走行した距離は1,900km。ジャガーI-PACEの充電旅は本当に素晴らしかった。「できることなら、このまま北上し東北も制覇したい!」と心から思う。ガソリンを一切使わず、極めて静かで快適にI-PACEは淡々と我々を運んでくれた。
そして満充電でスタートすれば、1日400kmの移動も何の問題もないことがよくわかった。さらにはこれだけクルマで移動しているにもかかわらず、肉体的な旅の疲れがほとんどない。しかも乗れば乗るほどに、フォトンレッドというオレンジ色のI-PACEが好きになってしまった! お読みいただいた中には充電が不便と感じる方もいらっしゃると思うが、私は充電時間も楽しく過ごせたように思う。電気自動車でしかも、ラグジュアリーEVであるI-PACEで素敵な宿を拠点に旅をするというのは、「新しい時代の贅沢旅行」としてかなりオススメである。
桜前線は追えるのか!? ジャガーのEV「I-PACE」で行く「早春、大人の充電旅。」は今回をもって連載終了いたします。長らくお読みいただき、誠にありがとうございました。また充電旅日記を連載させていただけましたらと思います。この模様は近々電気自動車雑誌『Eマガジン』のYouTubeで動画にてアップする予定でもおりますので、そちらもどうぞお楽しみに!
ジャガー I-PACEのお問い合わせ
https://www.jaguar.co.jp/jaguar-range/i-pace/special-site/index.html
星野リゾート 界 アンジン
https://kai-ryokan.jp/anjin/
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