ジャガーのEV、I-PACEで鹿児島から東京まで1,800km、桜前線を追いかけながら5日間かけて行う充電旅。3日目の15時過ぎに岡山県の高梁市を出発して岡山自動車道、中国自動車道と走り、大阪は目前というところで、航続可能距離が40km以下となり、阪神高速が渋滞という表示も出ていたのでSAで15分ほど充電。19時過ぎに宿泊先である「ザ・リッツ・カールトン大阪」に到着した。
「18世紀英国スタイル」がテーマのインテリア
英国生まれのジャガーI-PACEとの相性もいい
エントランスはバレーパーキング。金色に輝くホテルのロゴと重厚なドアの前に停まるI-PACEは、とてもよく似合っている。バレーサービスにキーを預け、ドアを開けていただくと、ロビーの重厚さとラグジュアリー感に圧倒される。クリスタルシャンデリアにマホガニーの壁、巨大なアンティーク絵画などが目に飛び込んでくる。
インテリアのコンセプトは「18世紀英国の伝統的ジョージアンスタイル」ということで、英国生まれのジャガーI-PACEの旅にはピッタリのホテルといえる。随所に飾られる絵画や美術品の数はなんと450点。中でも絵画は18、19世紀ヨーロッパ作家の作品を中心に集めているとのことで、それらが放つオーラが伝わってくるのだ。
ちなみに、リッツ・カールトンの創始者であるセザール・リッツは、15歳からウエイターとして働き、その後は多くの有名ホテルでホテルマンとしてのキャリアをスタート。そのサービスは超一流で、イギリスのプリンス・オブ・ウェールズ(皇太子。後のエドワード7世)からは、”Where Mr. Ritz goes, there I go. (リッツの行くところに私も行く)”という賛辞が寄せられたという逸話も残っているのだとか。ホテルの名前はパリの「ホテル・リッツ」とロンドンの「カールトン・ホテル」を組み合わせたもので、ロゴにはイギリス皇室のシンボルである王冠をあしらうなど、その根底には英国流、本物のおもてなしが息づいているのである。
コンシェルジュに聞いた桜旅のオススメ
レストラン情報などもすべてお任せ
さて、充電旅3日目もさまざまな場所に立ち寄り、この日もランチを取るタイミングを見失った私たちだったが、じつはこのザ・リッツ・カールトン大阪、ミシュランを獲得しているレストランが2つも入っている。日本料理の「天ぷら 花筐」は2019年に見事初掲載、フランス料理「ラ・ベ」は3年連続9回目の掲載と、そのままホテルで食事を楽しむというのも大正解。しかし、夜は大阪の街に繰り出するのも楽しそうだ。フロントのコンシェルジュは、そんな私たちの要望に合わせて、5つの店をオススメしてくれた。
あらかじめ、ホテルにはジャガーの電気自動車で桜を求めて旅を計画している旨を伝えており、なんと前日までに数ある桜の名所のつぼみ状態をメールで送っていただいていたのだが、残念ながらこの日はまだ開花していない様子とのこと。ただ、桜の代わりにオススメがあるとのことで、5階の「ザ・バー」というクラシカルなバーに立ち寄ることに。確かにここまでドライブしっぱなしではあったので、出かける前に一杯やりながら軽く休憩というのは大変ありがたい。
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