ブリヂストンが新たなイノベーション拠点を建設

田畑修
AUTHOR
2020/01/15 13:00

東京・小平市の東京工場を大幅に改装。ミニテストコースも備えた施設へリニューアル

100年に一度というモビリティ変革の動きは自動車メーカーだけでなく、タイヤメーカーなどサプライヤーもその荒波の中にある。世界最大のタイヤメーカーであるブリヂストンも例外ではなく、変革に向けて開発・生産拠点の再構築計画を進めてきたが、ここにきてその計画が具体化。東京都小平市にある施設の整備計画を明らかにした。

Bridgestone Innovation Park 全体像/技術・ビジネスモデル・デザインのイノベーションを加速し、社会価値と顧客価値を社会・お客様・パートナーの皆様と共創していく複合エリア。2015年にこのプランが発表されたときの投資予定額は約300億円とされていたが、今回実際の予定金額の明示はされなかった。

小平市の東京工場周辺の再開発計画は4年以上前の2015年に発表されていたが、ここにきて時代の動きに沿ったプランを発表。「ブリヂストン・イノベーション・パーク」と名付けられた新施設はブリヂストン・イノベーションギャラリー、B‐イノベーション、B-モビリティ、ブリヂストンAHLアリーナの4施設からなり、まずは2020年6月にイノベーションギャラリーが開所する。このギャラリーは2021年に公開されたブリヂストンの企業博物館「ブリヂストンTODAY」をリニューアルするもので、同施設を2019年12月に一時閉鎖し、約半年後にオープンさせる予定だ。

Bridgestone Innovation Gallery/2020年6月開所予定。ブリヂストンの歩みやDNA 、 事業活動、さらに未来に向けた活動をご紹介する場

続いて2021年11月には社内外の交流を通じてオープンイノベーションを推進する場であるBーイノベーションと、そこで生み出されたアイディアなどを実車で体感・検証するB-モビリティを竣工。B-モビリティにはミニテストコースも備わり、テクノロジー、ビジネス、デザインなどのイノベーションを進める複合的なエリアとなる。

B-Innovation/2021年竣工予定。社内外の交流を促進し、共感~共創を 通じてオープンイノベーション を推進する場

そして2022年3月にはスポーツを通じて多くの人が楽しめるブリヂストンAHLアリーナが竣工予定で、共生社会の実現に貢献する施設として運営される。敷地面積54万9000平方メートルと東京ドーム12個分の面積を有する東京工場だけに、新施設のスケールもかなりのものになると思われる。

Bridgestone AHL Arena/2022 年竣工予定。スポーツを通してアクティブにそして健康的に多様 な人々が交流し、共に楽しむことによって共生社会を実践していく場

ブリヂストンは東京都心のミュージアムタワー京橋内にも「ブリヂストン・クロスポイント」と名付けた交流空間を設ける。グローバルレベルのイノベーションと地域貢献に加え、文化貢献を進めるブリヂストン。まずはギャラリーの開館を楽しみに待つとしよう。

 

 

ルボラン2020年2月号より転載

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!

おすすめ記事一覧