積丹半島側もニセコ側も雄大で美しい展望が広がる(北海道 ニセコパノラマライン)【雲海ドライブ&スポット Route 08】

全ての画像を見る

積丹半島から蝦夷富士まで変化に富んだ眺め

日本海に面する岩内町から洞爺湖畔まで延びる道道66号のうち、ニセコ町から北の区間はニセコパノラマラインと呼ばれる実に眺望のすばらしいルートである。

変化に富んだ眺めと気持ちのいい走りを楽しめるニセコパノラマライン。チセヌプリ峠周辺には神仙沼などの美しい湖沼群も点在。

まず、岩内町側では弓なりの美しいカーブを描く海岸線やその先の積丹半島が一望となる。最高地点のチセヌプリ峠は、標高こそ832mとさほど高くないものの、冬は季節風が吹き抜けていく道内有数の豪雪地帯で、あたりは高山の様相を呈している。そして、小さな湖沼群が点在する峠からニセコ町側に下っていくと、やがて端正な円錐形をした羊蹄山(別名・蝦夷富士)も姿を現す。
しかも、このエリアは内浦湾によって陸地が大きくえぐられているため、海からの湿った空気が流れ込むと雲が沸き立ち、それがときには見事な雲海となる。パノラマラインの名にふさわしい変化に富んだ眺めを堪能できるのだ。

アクセスガイド

札幌市内からニセコ町までは、国道230号や国道276号を通って約90km、フェリーターミナルのある苫小牧からは国道276号で支笏湖畔を抜けて約100kmの道のり。どちらからも2〜3時間でアクセスできる。ニセコパノラマラインの北側起点に最も近い高速道路のインターチェンジは札樽道の小樽ICで、そこから岩内町までは60km少々。余市町から岩内町まで国道229号で積丹半島をぐるっとひと回りすると約95kmの道のり。

Data
雲海遭遇率 ★★
雲海の季節 春〜秋

◎所在地/北海道ニセコ町、共和町など
◎ルート/道道66号・岩内洞爺線
◎区間距離/約43km
◎最高地点/標高832m
◎冬季閉鎖/10月下旬~4月下旬

【A】ふきだし公園
1日約8トンの伏流水が地中から噴き出す

羊蹄山に降った雪や雨が長い年月をかけ、おいしい水となって地中から噴き出してくる公園。水温は1年を通じて6.5度前後、1日約8トンもの湧水量があり、来園者は自由に水を持ち帰ることができる。公園には道の駅が併設されていて、バーベキューハウスや通年営業のレストラン「名水プラザ」もある。

●入園無料/年中無休/京極町川西45/TEL 0136-42-2111(京極町役場企画振興課)

【B】ルスツリゾート
1年を通じて楽しめる総合リゾート施設

スキー場だけでなく、北海道最大の遊園地やゴルフ場もある羊蹄山東南麓のリゾート施設。羊蹄パノラマテラスをはじめ、自然体験型の施設やアクティビティも充実。宿泊施設も豊富で、ノース&サウスウイング宿泊の場合は1泊朝食付き13,400円〜。宿泊者は羊蹄ゴンドラ(往復1,200円)のみの利用もOK。

●入園料5,000円(通常期のおとな1日券)/留寿都村泉川13/TEL 0136-46-3111

【C】月美の宿 紅葉音
源泉掛け流しの濁り湯は美肌効果抜群

ニセコ湯本温泉郷にある1日12組限定の静かな温泉宿。白濁した源泉100%掛け流しの硫黄泉は、美肌効果が高いと評判で、浴槽に溜まった湯の花で泥パックをすることも可能。夕食では、ウニやアワビなど、積丹半島や岩内で穫れたばかりの新鮮魚介を贅沢に盛り込んだ豪快舟盛り料理も味わうことができる。

●1泊2食付き15,750円〜/日帰り入浴800円(10:00〜17:00)/蘭越町湯里680-13/TEL 0136-59-2881

観光情報
ニセコリゾート観光協会 TEL 0136-43-2051
岩内観光協会 TEL 0135-63-1155
留寿都村観光協会 TEL 0136-46-3453

文:佐々木 節/撮影:平島 格

『雲海ドライブ&スポット』より転載。掲載データなどは2017年8月末時点のものです。実際におでかけの際は、事前に最新の情報をご確認ください。

■関連記事

2019/12/01 12:00

関連記事

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

複数社を比較して、最高値で売却しよう!

車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。

手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!

一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!

【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>

注目の記事

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!