航続距離は600km以上、自動運転は最低でもレベル3に!
BMWのクロスオーバーSUV、「X5」のフルEVバージョンとなる「iNEXT」の開発車両をこれまでで最もカモフラージュ薄い状態でキャッチ。同時に、そのコクピットを激写することに成功した。
先日、BMWはiNEXTに新意匠の多角形ステアリングホイールを採用すると発表している。これは自動運転と手動運転を切り替えられるiNEXTに最適な形状を目指して開発されたものというが、開発車両のコクピットにもその次世代ステアリングホイールが初装着されている。さらにデジタルインスツルメントクラスターの隣にはインフォテインメント・コントロールディスプレイらしきものも確認。市販に向けた完成度は着実に高まっているようだ。
開発車両の外観では、これまで見えなかった薄く切れ上がるヘッドライトのアウトライン、バンパー形状が確認。さらにキックアップしたリヤクォーターウインドーも初めて露出しており、市販化が近いことをうかがわせる。また、ドアハンドルが偽装されていることからタッチセンサー式が採用される可能性もありそうだ。この生産型ではICE車(内燃機関車)とバッテリーEVの両方に使用できる最新のフレキシブル・アーキテクチャーが採用されるが、キャリアカー上段に止められた「X5」と比較するとホイールベースやリヤオーバーハングにその違いが見て取れた。
そのパワーユニットには最新世代の「eDrive」を採用。1回の満充電による航続距離は373マイル(600km)以上を可能にし、0-100km加速は4秒と予想されている。また、自動運転については最低でもレベル3を実現しているはずだ。なお、生産型の車名はiNEXTもしくは「i5」となる予定で、2020年後半から2021年前半に登場が有力視されている。
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