クーペ同様、パワーユニットは450㎰の2.9L V6ツインターボ
アウディジャパンは、A5シリーズ中で最も高い人気を誇る4ドアクーペのスポーツバックをベースとした初のRSモデル、「アウディRS5スポーツバック」を8月27日より全国の正規ディーラーを通じて発売した。消費税(8%)込みの車両本体価格は12,630,000円だ。
RS5スポーツバックは「R8」や「RS6」など、アウディのハイエンドスポーツモデルの開発拠点であるアウディスポーツGmbHが手がけたA5シリーズのトップモデル。1994年に初のRSモデルが誕生して以来、今年で25周年を迎えるがRS5スポーツバックはその最新作となる。
エンジンは最高出力331kW(450PS)、最大トルク600Nmを発揮する新開発の2.9L V6ツインターボを搭載。これに8速ティプトロニックATとフルタイム4WDシステムのクワトロを組み合わせている。さらにDRC(ダイナミック・ライド・コントロール)付きスポーツサスペンションプラスや、リヤ左右の駆動力配分を最適化するスポーツディファレンシャルを標準装備。大パワーを確実に路面に伝達し、優れた高速安定性と操縦安定性を実現している。また、エンジンにはアウディ独自の燃焼方式であるBサイクルを採用、11.2km/L(JC08モード)の低燃費も両立している。
エクステリアは、下部にクワトロのロゴを配した専用シングルフレームグリルや大型エアインレット、さらに専用デザインの前後バンパーやリヤディフューザーを採用。RSモデルらしいスポーティなテイストを強調している。また、マットアルミニウムルックとグロスブラックの2種類のカーボンスタイリングパッケージなど、豊富なオプションも用意。標準装備のマトリクスLEDヘッドライトはカラーベゼルを採用することで、ノーマル系A5との差別化も図られた。伝説のマシン、「アウディ・クワトロ」を彷彿とさせるブリスターフェンダーもRS5スポーツバックの特徴で、全幅は標準モデルに比べて15mm拡大している。そこに収まるタイヤは20インチで、ホイールは「5アームトラペゾイダルデザイン・グロスアンスラサイト・ブラックポリッシュト」が標準。強力なストッピングパワーを発揮するセラミックブレーキもオプションで用意する。
インテリアはスポーティかつエレガントな仕立て。ダイヤモンドステッチングが施されたファインナッパレザーのSスポーツシートや、アルミニウムレースのデコラティブパネルを配する。また、ステアリングやセレクターレバー、センターコンソールサイドにはアルカンターラを採用。シートベルトも合わせて赤いステッチが施されたRSデザインパッケージがオプションで用意される。
インフォテインメントシステムもアウディ最新のもので、メーターパネル内に設置された12.3インチのTFTディスプレイにスピードメーターやタコメーターだけでなく、ナビゲーションシステムをはじめとするさまざまな情報を表示できるアウディ・バーチャル・コックピットを標準装備。また、アウディプレセンスシティをはじめ、数々の最新安全技術とアシスタンスシステムも搭載する。