間もなく正式デビューする「ポルシェ・タイカン」初の兄弟車に
アウディが、ロサンゼルス・ショー2018で公開したピュアEV4ドアスポーツ、「e-tron GTコンセプト」の市販型と思われる特許画像が流出。その画像を欧州エージェントから入手した。
アウディのEVスポーツといえば、2018年9月に公開された初の市販EV「e-tron」が起源となっている。その進化版ともいえるe-tron GTは、VW傘下のポルシェと共同開発されており市販型ではポルシェ初の市販EV「タイカン」とプラットフォームを共有するとみられている。
流出した特許画像からは、ブレーキ冷却効果を高める大型エアインテーク、ワイドで薄型のシングルフレームグリル、アウディ「A7スポーツバック」にも通じる流麗なルーフライン、リヤディフューザー、スポーティなテールライトなどが確認。コンセプトモデルから多くのディテールを継承していることがわかる。
タイカンとプラットフォームを共有するということは、同様に800Vの高電圧急速充電システムに対応することを意味する。そのパワートレインも、やはりタイカン同レベルが予想され最高出力は582psを発揮。0-100km/h加速3.5秒以下、0-200km/h加速は12秒以下で最高速度は240km/hのパフォーマンスとなるはずだ。先のロサンゼルス・ショーにおいてアウディのデザイン部門のボスであるMark Lichte氏は、おおむね生産準備は完了していて2020年後半までのワールドプレミアを示唆している。順調にいけば、遅くも2020年のロサンゼルス・ショーが市販型お披露目の場となるだろう。
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