「新型スープラ」継続してヒットする可能性は?

相澤隆之
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2019/06/08 17:00

5月17日(金)、トヨタは日本市場で新型スープラを発売開始しました。

17年ぶりの復活となる新型スープラはTOYOTA GAZOO Racingが展開するスポーツカーシリーズ「GR」初となるグローバルモデルであり、1月のデトロイト・ショーで世界初披露。3月上旬から注文予約をスタートすると、上級グレードのRZは初年度分に予定していた注文予約台数に達するほどの人気を博しています。

その要因はもちろん、復活を待ちわびていたスポーツカー好き、スープラ好きが多くいたことの証でしょう。スポーツカーは昔からブランドの華となるモデルですから、人気が継続していくことを是非望みたいですが、スープラの行方は今後どうなるのでしょうか。

トヨタは2011年に同じ2ドアスポーツクーペの86を復活させましたが、その際はスバルBRZと共同開発、今回のスープラはBMW Z4との共同開発と、現在世界中のメーカーでスポーツカーの共同開発を行うことは、コスト削減の意味でも必要不可欠になりつつあります。価格帯としてはオープンモデルのZ4が割高ですが、先代の80系の価格帯が295~448万円だったのに対し、新型は490~690万円と大幅にアップしていることも見逃せない点。いまのスポーツカー市場は、「価格が安い=販売台数が増える」という単純な構図にはなっていませんが、このあたりも売れ続けるかどうかという意味ではポイントとなりうるかもしれません。

プレスの発表イベントでは、Toyota GAZOO Racing Company プレジデントの友山 茂樹氏がプレゼンテーションを行いました。その中では、モリゾウこと豊田章男氏のスープラにかける熱い想い、多くのレースカテゴリーへの参戦、そしてサプライズとして、旧モデルへのパーツ供給をスタートさせる「GRヘリテージパーツ プロジェクト」がアナウンスされるなど、かなりの気合が伝わってくるほどのものでした。さらに会場となったメガウェブでは、歴代スープラや新型スープラのチューニングカーやレースカーを多数展示し、様々なイベントを行う「Supra is back to Japan Fes」も開催。

TV CMでもあるように「かつての移動手段であった馬は全てクルマに置き換わった、と言いますが、競走馬は残っています。馬をこよなく愛する人も世界中にいます」と、トヨタはスポーツカーにこだわり続けるメッセージを発信しています。

発売から7年目に突入したトヨタ86は、月間目標台数が1000台ですが、デビュー当初はこれの7倍にあたる7000台を受注、その後徐々に減少しているものの、中古車価格も高値で一定の人気を確保し、ある意味成功を収めたモデルといえるでしょう。価格帯も異なり購入層も違うかもしれませんが、果たしてスープラはスポーツカー人気を復活させることができるのでしょうか。今後の動向に注目したいですね。

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