【国内試乗】「日産デイズ」軽自動車の常識を覆す充実装備がウリ

相澤隆之
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2019/06/08 18:00

日産が本気で作った軽自動車の意欲作

日産の軽ハイトワゴンとして、人気を博しているデイズがフルモデルチェンジ、2代目へと進化を遂げた。軽自動車初の装備も多く搭載された新型は、機能面だけでなく走りも大幅にブラッシュアップされていたのだ!

’13年のデビュー以来、43万台のセールスを記録するなど、強敵ぞろいの軽ハイトワゴン市場で健闘しているニッサン・デイズ。フルモデルチェンジした2代目の見どころは、パワートレインと、プラットフォーム、電子システムの刷新である。

ハイウェイスターには新開発のエンジン&CVT、さらにハイブリッドシステムも搭載。ターボモデルの加速はかなりパワフルだ。

このうちパワートレインでは、トルクが15%向上したエンジンと変速制御が改良されたCVT、リチウム電池採用でアシスト時間が10倍以上となったSハイブリッドシステムがトピック。ハイウェイスターに搭載したスマートシンプルハイブリッドは、モーターを小型化しながらも、新たに採用したリチウムイオンバッテリーと組み合わせることで、出力を同等としながらも、回生量は約2倍へと向上、ブレーキング時のエネルギーを無駄なく再利用することができるようになった。

新開発となるCVTは、低フリクションベルトなどの燃費向上技術やエンジン音を大幅に低減するエンジン締結剛性を向上させる静粛性向上技術を採用したほか、敢えて変速ショックを与えることで、伸びのある加速感を感じられるDステップが軽自動車として初めて採用されている。
実際、ノンターボモデルでもアクセルの踏み始めから力強く、周囲のクルマの流れをリードするほどの加速を披露、CVTの変速も小気味いい感じ好印象だ。一方ターボモデルはもちろんパワフルで、想像以上の加速を味わうことができる。

 一方、プラットフォームも新開発されており、これによりスライド可能な後席のニールームは最大で710mm、荷室の奥行きも400mm近くと、いずれもクラストップの広さを実現。これは子供の世話をするママには嬉しいニュースといえる。ハンドリングも手応えがしっかりしており、直進安定性も良好、コーナリング時はロール量こそ大きいものの、不安を感じることなく走ることができた。

コクピットはスイッチ類もシンプルで、落ち着いた大人の雰囲気を演出。シートは掛け心地も良好で快適だ。

さらに、今回のデイズでは運転支援技術「プロパイロット」のが軽自動車として初搭載されたところも注目だ。このシステムは、アクセルとブレーキ、ステアリング操作を支援することでドライバーの負担を低減するもの。特に渋滞や長距離運転時に威力を発揮してくれるはずだ。

また、最近話題に上がっているあおり運転にも対応できる機能として、「SOSコール」(オプション)を用意。これは交通事故や急病などの緊急時や事故の危険がある時などに、専門のオペレーターへのデータ通信と音声通話を行うことができるもので、交通事故などで、エアバッグが作動した際に自動的に通報するものと、SOSコールスイッチによる手動通報の2種類があり、通報後は、専門のオペレーターが、車両から得た情報をもとに、消防指令センターや警察に迅速に連絡し、緊急車両の手配などドライバーのサポートをしてくれる。

他にも、2トーン4種類、モノトーン13種類の全17種類の多彩なカラーバリエーションが用意されるなど、商品力がアップした日産デイズ。一層魅力的なモデルになったといえよう。

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