開幕戦は表彰台を目指したい
アストンマーティン・ジャパンは4月10日、アストンマーティン 青山ハウスにて「ASTON MARTIN AN EXCLUSIVE NIGHT with D’station Racing AMR」と題したスペシャルイベントを開催。2019シーズンのSUPER GTに参戦する新型アストンマーティン・ヴァンテージ GT3をお披露目した。
イベントではアストンマーティン・ジャパン マネージングディレクターの寺嶋正一氏が登壇、参戦体制について紹介があった後、D’station Vantage GT3に乗る藤井 誠暢/JP オリベイラ両ドライバーによるトークセッションが行われた。
藤井選手、オリベイラ選手とも、SUPERT GTでアストンマーティンを走らせるのは初めてということで、トークセッションでは富士スピードウェイと岡山国際サーキットで行われた事前テストに関する話しが中心であったが、オリベイラ選手は「富士では高速での安定性、スタビリティが優れてる」とコメント。
一方藤井選手は「僕は他のレースでアストンマーティンに乗っていて、ドバイ24時間では表彰台にも上がっているのですが、新型ヴァンテージはアルミシャシーによる剛性の高さが特長で、サスペンションの動きもすごくしなやかでバランスの良さが際立っています。新旧ヴァンテージを比較すると、新型の方がより低重心化が図られていますね」とマシンの素性の良さをアピールしていた。
また、開幕戦への意気込みを聞かれると、藤井選手は「SUPER GTではBoP(Balance of Performance)と呼ばれる性能調整が行われているのですが、実は先日フランスのポールリカールテストで、新型ヴァンテージがコースレコードを大幅に更新するタイムを記録してまして、SUPER GTでもターボのブースト圧が抑えられてしまうんです。そうすると直線スピードが遅くなってしまうんですが、実際富士でのテストは岡山の時より順位をかなり落としてしまいました。これを打破するのは相当大変かと思いますが、何とか頑張りたいですね」と、当初の期待の高さから一転、苦戦を強いられそうとのことだ。
イベント当日、2名のドライバーは市販モデルのヴァンテージで表参道をクルージングしたそうで、オリベイラ選手は沿道から声も掛けられる人気だったとのこと。
いよいよ今週末に迫った2019シーズンのSUPER GT開幕戦、このアストンマーティン・ヴァンテージがどんな活躍を見せてくれるのか、楽しみだ。
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