佐渡の金と養蚕がもたらした宿場の繁栄「北国街道」(長野県/新潟県)【日本の街道を旅する】

街道ひとくちメモ

碓氷峠の西にある信濃追分(軽井沢町)で中山道から分岐し、上田盆地、長野盆地などを経由して日本海まで延びる脇街道。約140kmの道筋は国道18号とほぼ重なっている。日本海沿いの北国街道(北陸道)と区別するため、『信州通』などとも呼ばれる。

 

トラベルガイド

01【見る】
往時の賑わいを垣間見る
海野宿歴史民俗資料館(うんのじゅくれきしみんぞくしりょうかん)

江戸時代、1790年頃に建てられた旅籠屋を利用した資料館。木戸から入ると、帳場や座敷、馬屋や台所が昔のままに再現され、むしろを敷きつめた2階の大部屋に上がれば、相部屋で寝泊まりしていた旅人達の息吹さえ感じられる。このほか養蚕関係の展示なども数多くあり、明治以降の養蚕農家の暮らしぶりもよくわかる。

●入館料200円/9:00-16:00/水曜休館/東御市本海野1098/0268-64-1000

02【食べる】
繊細でコシのある絶品そば
車屋浦里店(くるまやうらさとてん)

その日に売る分だけを職人肌の主人が早朝から打ち上げていく。そのそばはしっかりしたコシを持ちながら、繊細な味わいや風味を感じさせるもので、店内は地元の家族連れなどでいつも賑わっている。もりそば(630円)のほか、くるみそば(820円)が人気。国道143号沿い、通りをはさんで浦里小学校の反対側にある。

●11:00-13:30&16:30-19:00(売り切れ次第終了)/月曜定休/上田市浦野47-14/0268-31-2228

※掲載データなどは2011年9月末時点のものです。実際におでかけの際は、事前に最新の情報をご確認ください。

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