後日、ADVAN Sport V105を履かせたBMW M5をドライブする機会に恵まれた。パワーは600ps、トルクも750Nmとなり、それらで効率よく路面を蹴っていくため、BMW Mサルーン初の4WDシステムが与えられたモデルだ。装着タイヤは欧州仕様の純正サイズで、フロントが275/40ZR19、リアは285/40ZR19。ただし心残りであることに、走らせたのは一般公道のみ。とてもじゃないが、タイヤの持つパフォーマンスのすべてが味わえたわけではなかった。
ちょっとした九十九折りでステアリングを次々と操作していくときのレスポンスは特に気に入った。間髪入れずクルマが反応する。とっても素直に、適度な手応えをもってして。もちろん、これくらいでADVAN Sport V105の真髄に触れられただなんて思っていないけど、クルマ好きとして“ここがいいな”と感じるところをたくさん持っていることは確かだ。
だから、次のタイヤ交換の際には、ADVAN Sport V105を愛車の足元候補に加えることをオススメしたい。僕ごときのインプレッションは信用できないかも知れないけど、名だたるプレミアム系ブランドのエンジニア達が選んだタイヤという事実は揺るがないからだ。彼らの選択眼なら信じることができるでしょ?