265ps/620Nmの3Lディーゼル車を設定
2月27日、ビー・エム・ダブリューはフルモデルチェンジを受けて4世代目に移行した新型「BMW X5」を発売した。消費税込みの車両本体価格は「X5 xDrive 35dスタンダード」が9,200,000円、「X5 xDrive 35d Mスポーツ」が9,990,000円で、いずれも5人乗りのほか、3列シートの7人乗りも選べる。
新型X5は、1999年に登場した初代モデルのコンセプトを継承し、BMWらしい走行性へのこだわりと、高い実用性を兼ね備えたモデル。ボディサイズは全長4935×全幅2005×全高1770mmで、ホイールベースは2975mm。先代モデルと比べて25mm長く、65mm幅広く、10mm高くなった。ホイールベースは40mmの拡大だ。
ゆとりある室内スペースを実現しながら、低重心を強調する存在感あるシルエットをまとっている。フロントは、一体型フレームで縁取られたデザインの大型キドニー・グリルを装備することで、アグレッシブな印象を演出。サイドボディには、後部ドアから上方に伸び上がるようにプレスラインを刻むことでリヤホイールを強調し、高い走行性能へのこだわりを象徴している。
パワートレインは265ps/620Nmを発揮するV型6気筒3Lディーゼルターボと8速ATの組み合わせ。大型なボディにもかかわらず0-100km/h加速を6.5秒でこなすパワフルな走りを引き出す一方、燃費はJC08モードで14.4km/L、より実際の走行に近い計測方法のWLTCモードでは11.7km/Lをマークしている。
新型では、先代モデルに比べて車両前方の骨格に高張力鋼板をより多く使用し、強度を高めながら約15.5kgの軽量化を実現。足まわりにはスチール製のサスペンションを採用し、Mスポーツには、Xモデルとして初めて4輪アダプティブエアサスペンションを導入。これは、常に路面状況および荷重を検知し、必要に応じて上下40mmの間でホイール毎の高さ調整を自動で行なうため、安定感のある快適な走りを維持することができるほか、手動で高さを調整することも可能で、重量物を乗せる際や路面状況が悪い時など、ドライバーの好みや状況に応じて設定することが可能となっている。
ホイールサイズはスタンダードが19インチ(タイヤサイズは265/50R19)、Mスポーツが20インチ(タイヤサイズは前275/45R20、後305/40R20)が標準装着される。
ドライバーサポート機能としては、後退時のステアリング操作をサポートするリバース・アシスト、高性能3眼カメラを搭載した最新の運転支援システム、AIを活用した音声会話による車両操作機能であるBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント、車両をITネットワークに繋ぎ様々な情報にアクセスするBMWコネクテッド・ドライブなど、最新機能を採用。
インパネには「BMWオペレーションシステム7.0」が導入された10.25インチのコントロール・ディスプレイや12.3インチのフルデジタルメーターが装備され、高い操作性と機能性が実現。Mスポーツにはさらに改良されたヘッドアップディスプレイが標準装備された。
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