ステーションワゴン市場で精彩を放ち続ける【ボルボ・エステート】が「定番」に至る系譜

850/V70SEIRES

ボルボの魅力が安全性だけではないことを世に知らしめた記念すべきモデルが850/初代V70シリーズだ。それまでボルボの主流だったFR駆動を改め、エンジンを横置きにしたFF駆動へとスイッチ。文字通りエッジの立ったスタイリングは、ボルボらしさを歴代モデルから引き継ぎつつも格段に若々しい仕立てに変貌した。1991年にセダンがデビュー、エステートは1993年に追加されている。走りのキャラクターを強く打ち出すようになったのもこの850からで、1994年には高性能(アウトプットは240ps&330Nm)な850T-5Rがデビュー。エステートモデルはモータースポーツにも参戦している。1997年にはS70/V70へと発展。V70には初のXCモデルも用意された。

V70

V70 XC

V40/V50SERIES

1995年にデビューした初代V40(とセダンのS40)は、三菱自動車との合弁事業から生まれたコンパクト級のボルボ。一方、2003年に登場した実質的な2代目はエステートがV50と改名。当時、ボルボがフォードグループだったこともありベースの一部をマツダ・アクセラと共用。この2代目はデビュー当時、フリーフローティングセンタースタックと名付けられた大胆なインテリアデザインも話題に。

 

フォト:宮門秀行、ボルボ・カーズ/ル・ボラン 2018年12月号より転載

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