ステーションワゴン市場で精彩を放ち続ける【ボルボ・エステート】が「定番」に至る系譜

240SERIES

1974年にデビューした240シリーズは、1993年まで生産が続けられた長寿モデルにして、6気筒エンジンを搭載した260シリーズまで含めるとトータルで286万台以上を生産したメガヒットに。140シリーズをベースとしたスタイリングの人気は根強く、日本にも愛好家は多い。240/260シリーズは、安全性でもさまざまな賞を獲得。1976年にはイギリスで法基準を上回る安全性が評価されドン・セーフティ・トロフィーを受賞。1980年代後半の4年間は、アメリカの高速道路損失データ協会(HLDI)に、アメリカで一番安全なクルマとして認定されている。

700/900/V90SERIES

セダンは1982年に6気筒の760、1984年に4気筒の740がデビューしているがエステートモデルの登場はいずれも1985年。スクエアな フォルムは240シリーズから受け継ぎつつ、そのスタイリングは一気にモダンな装いに。1990年にはアップデート版の940/960にスイッチ。晩年は車名を近年復活したV90(セダンはS90)に改めている。このシリーズは最後のFRボルボという位置付けになる。

 

フォト:宮門秀行、ボルボ・カーズ/ル・ボラン 2018年12月号より転載

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