クーペと同様、Mパフォーマンス仕様を用意
BMWのフラッグシップ2ドアクーペ、「8シリーズ」の派生モデルとなる「カブリオレ」がほぼ擬装のない状態でキャッチされた。すでに開発中であることは公式に発表されているが、ここまで細部が露出している姿を捉えた写真はレアといえる。
BMWの本拠地、ドイツのミュンヘンに姿を現したテスト車は、グロスブラックのキドニーグリルやブルーにカラーリングされた巨大なブレーキキャリパー、エアロパーツなどを装着。そのことから、Mパフォーマンス版の「M850i xDirveカブリオレ」と思われる。
クーペとスペックが変わらないのであれば、このM850iが搭載するパワーユニットは4.4リッターのV8ツインターボ。ツインスクロールのタービンは新設計され最高出力は530ps、最大トルクは750Nmを発揮する。もちろん、市販化の際にはこれに加えクーペでラインナップされるディーゼルの3リッター直6ツインターボも選択肢に加えられるはずだ。
そのスタイリングは、ルーフがソフトトップということもあってかクーペより古典的な佇まい。Cピラーが大きく傾斜してトランクリッド近くまで伸びたクーペと比較すると、こちらはリアのノッチが明確でキャビン回りのコンパクトさが強調される。また、クォーターガラスの形状もソフトトップとの兼ね合いで先代にあたる6シリーズ・カブリオレに近い。
今回、室内の状態を確認することはできなかったが、インパネはクーペと同様にフルデジタル化。オペレーティングシステム7.0を始め、12.3インチのインフォテイメントスクリーンと10.25インチのデジタルインストルメントクラスターを装備する。クーペとの違いは、ルーフの開閉ボタン程度だろう。
気になるワールドプレミアは、年末ないしは2019年の前半。年内発表の場合は、オンラインで先行公開される可能性もある。
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