EVでもアウディSUVらしい頼もしさを披露
アウディ初のEVとして、今年9月に発表された「アウディe-tron」はSUVスタイルで登場した。そんなe-tronのパフォーマンスの高さを改めてアピールするべく、アウディはこのほどプロトタイプによる走行テストの模様を公開した。
公開されたのは、サバンナの砂漠などで行なわれたダイナミックテストの模様。まさにラフロードと呼べる路面で、タイヤがグリップしにくい走行環境だ。
この場所でe-tronは、電気式4輪駆動システムやインテリジェントなサスペンションシステム、ダイナミックハンドリングシステムといった先進技術を惜しみなく導入した効果を表し、卓越した走破性を披露して見せたのである。パワフルな走りの原動力になっているのは2つのモーター。トータルで最高出力402ps、最大トルク664Nmを発揮する。
e-tronに搭載するダイナミックハンドリングシステムは、リラックスクルージングからダイナミックなスポーツドライビングまで、運転状況や道路環境、あるいはドライバーの好みに応じて7つのモードが設定されている。当然、モーターの出力やステアリングの特性、そしてサスペンションの制御はモードごとに最適化される。
標準装備のエアサスペンションは、高速道路では26mm地上高が下がり、安定性や空力特性が高まる。一方、オフロードでは50mmアップして高い走破性に貢献する。
パワートレインのコンポーネントや高電圧バッテリーは積載位置が低く、さらに前後重量配分はほぼ50:50を実現しており、走らせる前から高い運動性能が予想できる設計。公開された動画では、そのパフォーマンスの高さが確認できる。
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