60日間で走行は1万6000キロ
ポーランドの探検家マレック・カミンスキ氏は、ポーランドから日本への大陸横断を新型「日産リーフ」で行なうプロジェクト「ノー・トレース・エクスぺディション」にて完走を果たした。
このプロジェクトの目的は、ゼロ・エミッションを実現するリーフでユーラシア大陸の横断を達成。自然環境に痕跡を残さず、人とクルマが自然と調和しながら共存できることを証明することだったという。
このノー・トレース・エクスペディションの構想は、以前カミンスキ氏が北極と南極を探検した際に生まれた。「極地に立ったとき、自分の足跡しかなく汚染されていない透き通った真っ白な世界を目の当たりにしました。そのときに、生態系への影響を最小限に抑えた旅行計画のアイディアが浮かんだのです」とカミンスキ氏は語る。
そのパートナーとして、カミンスキ氏はリーフを選択。その理由は、このクルマがゼロ・エミッションであるだけでなくこれまで販売されたリーフ全車両の累積走行距離記録が、カミンスキ氏にとって高い信頼性を証明するものだったからだ。そして「人気を誇る主力商品の日産リーフでこの挑戦を成し遂げることによって、電気自動車がさまざまな厳しい道路状況や距離に対応できることを広く知っていただけるので、意義深いプロジェクトとなった」とコメントしている。
カミンスキ氏の長距離運転をサポートしたのは、ニッサン・インテリジェント・モビリティの技術のひとつである自動運転技術の「プロパイロット」であった。カミンスキ氏は旅を振り返り、「走行中、プロパイロットはどのような運転条件においても完璧に作動しました。さらに、プロパイロットは長距離のドライブにおいて省エネの効果があります」と述べている。
カミンスキ氏は8月、ついに1万6000キロの長距離遠征を達成して無事日本に到着した。このカミンスキ氏の成果は、リーフが都市部での走行に限らず長旅でも信頼できるパートナーであることを実証している。
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