狭角V型エンジン仕様の復活もありか?
フォルクスワーゲンのミドルセダン&ワゴン、「パサート」のアップデート版と思われるプロトタイプを初めてカメラが捉えた。パサートといえば、日本でも長らく導入が見送られてきたクリーンディーゼル仕様が発売。その堅実な作りとあって根強い支持を集めているが、遠からず最新世代のフォルクスワーゲンに通じるアップデートが施されるようだ。
キャッチした開発車両は、現行モデルよりスポーティなフロントバンパーを備えているのが分かる。ヘッドライト回りは念入りに偽装されているが、同ブランドのクーペ風サルーン、「アルテオン」を彷彿とさせるフロントマスクが与えられる模様。一方、インテリアには新型トゥアレグで採用された15インチタッチスクリーン「Innovision Cockpit」の採用を期待したいところだが、残念ながら今回のアップデートでは見送られるようだ。その代わり、現行ゴルフやアルテオンにで採用済みの、手のジェスチャーで操作ができるインフォテインメントシステムが搭載されるはずだ。
テスト車はリアが深くボトムしていることから荷物積載時の負荷、あるいは改良した足回りのチェックを行なっていた模様だが、パワーユニットは1.4リッター4気筒ガソリン+モーターを積むプラグインHVの「GTE」や2リッターディーゼルターボに手が入る模様。注目はフォルクスワーゲン自慢の狭角V型エンジン、いわゆる「VR6」モデルの設定がウワサされていること。近年のエクスクルーシブなフォルクスワーゲンにならい、実現したあかつきには「パサートR」を名乗ることになるはずだが、最高出力の300ps超えは間違いないだろう。この改良型パサート、いまのところデビューは2018年の秋以降が予想されている。
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