カジュアルでスタイリッシュな都市型SUV
ボルボ・カー・ジャパンは3月28日(水)、同ブランドのコンセプトストアである東京港区のボルボスタジオ青山において、同ブランド初のプレミアムコンパクトSUVとなる「新型XC40」を国内初披露。そのアンベールとともに登壇したボルボ・カー・ジャパンの木村隆之代表取締役社長は、ここ数年でのSUV市場の伸長ぶりやカジュアルな都市型コンパクトSUVモデルの優位性について述べるとともに、新型XC40のモデルラインナップおよび価格、同日からの発売を発表した。
また、このプレスカンファレンスのためにチーフデザイナーのマクシミリアン・ミッソーニ氏も来日。刺激に満ちた都市の生活を反映したというデザインや力強いプロポーションがもたらすSUVらしい存在感、細部にまでこだわったスポーティーでカジュアルなスタイリングを強調。特にフロントでは、新世代ボルボのアイコンである北欧神話の「トールハンマー」をモチーフとしたT字形LEDヘッドライトや、力強く張り出したフロントグリル、立体的な造形のフロントバンパーを採用することでタフなイメージを表現。一方、リアセクションには、ボディサイドに回り込むL字型のLEDテールライトでワイドさを強調すると同時に、大きく張り出したルーフエンドスポイラーでスポーティーさを演出。インテリアはスマートフォンやタブレット、バッグ、ティッシュボックス等が置けるよう、インテリアデザインを最適化。スマートフォンを置くだけで充電できる「ワイヤレス・スマートフォン・チャージ」の採用や、グローブボックスにバッグなどが掛けられるリトラクタブルフックを追加。低音用スピーカーをダッシュボード側に移動することで、大型のペットボトルとノートPCも収納できる大容量ドアポケットを創出するなど、日常生活での使いやすさを追求している。
新開発プラットフォーム「CMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)」に搭載されるパワートレインは、2.0リッター直列4気筒直噴ターボと8速ATの組み合わせで、上位モデルの「T5」が最高出力252psと最大トルク350Nmを発揮する高出力版のフルタイム4WD仕様で、190ps/300Nmのスタンダード版エンジンを積む「T4」にはFF仕様も用意される。加えて、90シリーズやXC60とほぼ同等となる16種類以上の先進安全・運転支援技術「インテリセーフ」を標準装備するほか、新機能として「オートブレーキ機能付CTA(クロス・トラフィック・アラート)」も採用。これは、駐車スペースから後退して出庫する際、リアバンパーに内蔵されたミリ波レーダーによって接近する車両を検知し、警告音でドライバーに知らせるとともに、必要に応じてオートブレーキを作動させ、衝突の回避または衝突被害の軽減を図る。
車両本体価格は、XC40 T4の3,890,000円からXC40 T5 AWD Inscriptionの5,490,000円までとなり、デリバリーは2018年第2四半期以降の予定とのこと。なお、1月下旬から先行予約を受け付けた限定300台のXC40 T5 R-Design 1st Edition(5,590,000円)はすでに完売とのこと。
ボルボ・カー・ジャパン https://www.volvocars.com/jp
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