【ロングドライブ】ボルボのBEV「EX30」で京都から都内までロングツーリング「ボルボ EX30 ロングドライブ」

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ボルボの最新BEVのEX30で、京都から都内までロングドライブを敢行。電気自動車での長距離移動は充電のわずらわしさがあるものの、EX30の快適な乗り味のおかげで、疲れ知らずの旅であった。

長距離でも卓越した快適性を披露

昨今、積極的にBEV化を推し進めていたブランドが、軒並み方針変更を行なっている。2030年までにすべてのモデルをBEVにすると宣言していたボルボも、先日90%をBEVもしくはPHEVとするとアナウンス。

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途中、近江神宮に立ち寄り撮影。シンプルでクリーンな佇まいのEX30は京都近辺の神社やお寺にもよく似合う。こちらでお参りをした後、450km先の都内までのドライブはすこぶる快適なものであった。

そのような過渡期ではあるものの、あらためてEX30で京都から都内まで走り、ボルボBEVの真価を確める機会に恵まれた。

コンパクトなボディサイズのおかげで、京都の狭い道でもスイスイと走ることができるEX30。BEVならではのトルクフルな加速と静粛性も大いに魅力的だ。

実際には京都のホテルから青山にあるボルボスタジオ東京までであったが、その距離は450km超。EX30のWLTCモード航続距離は560kmということで、カタログ値上では充電なしで走破できることになる。しかし、実電費ではそうはいかないことから、最低でも途中1回の充電が必要となる。そんな思案を巡らせながらも、まずは京都近辺の寺院で撮影をすることに。浄土宗の総本山である知恩院を訪れ、その後滋賀県大津市にある近江神宮へと立ち寄った。

今回のロングドライブでは京都をほぼフル充電で出発し、途中新東名の浜松SAで42%に減っていた状態で充電し、80%まで回復。その後は渋滞に巻き込まれるなどして遠回りしたものの、ボルボスタジオ東京まで走り切ることができた。

今回、目的地であるボルボスタジオ東京への到着時刻を17時に設定してあり、ナビでは6時間以上掛かると案内されていたことからあまり寄り道は許されない。寄り道も早々に切り上げ、一路都内を目指した。

これまでEX30は何度か試乗する機会があったが、ロングドライブをするのは初めて。街乗りではコンパクトなサイズゆえの取り回しの良さに加え、BEVならではのレスポンスの良い加速感や静粛性が印象的であった。今回長距離を走って気づいたのは高速での安定性だ。試乗車のシングルモーター仕様は、後輪駆動でありながらも直進安定性が良く、ストレスなくドライブができる。また、運転支援システムであるACCのパイロットアシストを使用すれば、前方車両を追従するとともに、車線もキープしてくれるので、疲労感を軽減してくれる。これも従来のボルボ車より制御が進化していることが確認できた。

途中、無充電ではさすがに不安となり新東名の浜松SAで充電したが、その後も快適にドライブを行なえた。長距離でも疲れ知らずだったのが印象的なEX30であった。

 

シンプルなデザインのコクピット。12.3インチの縦型センターディスプレイはタッチ式でタブレット感覚で使用することが可能だ。シート素材にはリサイクル素材を使用し、環境に配慮しているのもボルボらしいところといえよう。

リアのラゲッジスペースは標準状態で318Lの容量を確保。60:40の分割リアシートを倒せば904Lまで拡大可能だ。

フロントにも小物入れが用意されている。

タイヤは245/45R20サイズのグッドイヤー・エフィシェントグリップSUV。

ボルボのデザインアイコンとなっている、トールハンマーデザインのヘッドランプユニットはEX30でも健在。

リアの2分割式コンビランプも特徴となっている。

【SPECIFICATION】ボルボEX30ウルトラ・シングルモーター・エクステンデッド・レンジ
■車両本体価格(税込)=5,590,000円
■全長×全幅×全高=4235×1835×1550mm
■ホイールベース=2650mm
■トレッド=前:1590、後:1595mm
■車両重量=1790kg
■モーター形式/種類=TZ220XSA02/永久磁石同期電動機
■モーター最高出力=272ps(200kW)/6500-8000rpm
■モーター最大トルク=343Nm(35.0kg-m)/5345rpm
■バッテリー種類=リチウムイオン電池
■バッテリー容量=69kWh
■一充電航続可能距離(WLTC)=560km
■サスペンション形式=前:ストラット/コイル、後:マルチリンク/コイル
■ブレーキ=前後:Vディスク
■タイヤ(ホイール)=前:245/45R20(8.0J)、後:245/45R19(8.0J)

問い合わせ先=ボルボ・カー・ジャパン TEL0120-55-8500

フォト=篠原晃一 ルボラン2024年12月号より転載

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