往年のチャージャーやチャレンジャーに対応
11月1日、FCAは米ラスベガスで開催されたSEMAショーにて、1950年代に高性能なHEMIエンジンを搭載して一世を風靡したクライスラーのマッスルカー、“モパー”を現代によみがえらせる、「Mopar Crate HEMIエンジンキット」を公開した。このキットは2014年以降の5.7リッターまたは6.4リッターHEMIエンジンを1975年以前のモデルに搭載するためのもので、FCAは併せてこのキットを利用した「Dodge Shakedown Challenger」と「Jeep CJ66」も発表した。
Moper Crate HEMIエンジンキットは、5.7リッター用の「345」と6.2リッター用の「392」の2タイプをラインナップ。パワーデストリビューションセンター、パワートレインコントロールモジュール、エンジンおよびシャシー用のワイヤリングハーネス、アクセルペダル、O2センサー、アースジャンパー、吸気温度センサー、詳細な取り付け説明書が含まれており、前者は383hp/425lb ft(約576Nm)、後者は485hp/472lb ft(約640Nm)の出力をオールドクライスラーに与えることができる。基本的にはマニュアルトランスミッションとの組み合わせを前提に最適化が図られているが、トルクフライト727や904などのATにも対応しているとのことだ。
キットはFCA US LLCディーラーとモパーのウェブサイト(www.Mopar.com/CrateHEMI)で販売され、価格はともに1795ドル(約18万7400円)、2年間/走行距離無制限の保証付き。HEMIエンジン本体は含まれず、5.7リッターが6070ドル(約63万3600円)、6.4リッターが9335ドル(約97万4400円)で別途購入可能となっている。
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