VWのセバスチャン・オジェが「ラリー・スペインを」制し、WRC4連覇を達成!

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マニュファクチャラーズ・タイトル4連覇も目前

 

 2016年世界ラリー選手権(WRC)の第11戦「ラリー・スペイン」が、10月13日〜16日にバルセロナ南部のリゾート、サロウを中心に開催され、フォルクスワーゲン・モータースポーツのセバスチャン・オジェ選手(フランス)が制した。オジェ選手は今季5賞目をマークするとともに、4年連続4度目のWRCタイトル獲得となった。

 

 ラリー・スペインは今季唯一のミックス・サーフェス(舗装路と未舗装路が混在)ラリーであり、チームは双方の路面に対応しなければならない。13日木曜日夕方の第1スペシャルステージ(SS:競技区間)の舞台はモンジュイクの丘。翌14日金曜日は2カ所のSSミックス・サーフェスで、それ以外は未舗装路で、15〜16日はすべて舗装路である。ラリー総走行距離は1430.58km、19カ所のSS距離は340.32kmにおよぶ。

 

  • FIA世界ラリー選手権 第11戦ラリー・スペイン最終結果

1位 セバスチャン・オジェ/ジュリアン・イングラシア(フォルクスワーゲン):3時間13分03秒6

2位 ダ二・ソルド/マルク・マルティ(ヒュンダイ):+15秒6

3位 ティエリー・ヌーヴィル/ニコラス・ジルスル(ヒュンダイ):+1分15秒0

 

  • FIA世界ラリー選手権
  • ドライバーズ選手権ランキング(第11戦終了時点)

1位 セバスチャン・オジェ(フォルクスワーゲン):222ポイント

2位 アンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン):127ポイント

3位 ティエリー・ヌーヴィル(ヒュンダイ):127ポイント

4位 ヤリ−マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン):104ポイント

 

 今回、見事な優勝で2016年タイトルを手にしたセバスチャン・オジェ選手はレース後、次のようにコメントした。

 

 

「いまの気持ちをどう表現すれば良いのかわかりません。とにかく素晴らしい気分です。フォルクスワーゲン・チームの献身的なサポートがなければタイトル獲得は不可能でした。改めて感謝しています」。

 

 また、フォルクスワーゲン・モータースポーツ・ディレクター、スヴェン・スミーツのコメントはこうだ。

 

「4度目のタイトル獲得、しかもそれを勝利で飾るとは! セバスチャンだけでなく、フォルクスワーゲン・チームにとっても素晴らしい日です。次戦のラリーGBには、マニュファクチャラー部門4連覇がかかっています」。

ドライバーズ選手権ランキングで2位につけている同じフォルクスワーゲンのアンドレアス・ミケルセン選手(ノルウェー)のコメントはこちら。

 

「セバスチャン、おめでとう! 今後の僕の目標は、ランキング2位を確定させることです。残り2戦もベストを尽くします」。

 

  • FIA世界ラリー選手権
  • マニュファクチャラーズ選手権ランキング(第11戦終了時点)

1位 フォルクスワーゲン・モータースポーツ:322ポイント

2位 ヒュンダイ・モータースポーツ:127ポイント

3位 M-スポーツ:144ポイント

4位 フォルクスワーゲン・モータースポーツⅡ:136ポイント

 

 2016年世界ラリー選手権は、残り2戦。10月28日〜30日にウェールズ・ラリーGB、そして11月18日〜20日にはラリー・オーストラリアが控えている。

 

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